みなさんも何かの匂いを嗅いだ時にふっと記憶が蘇る経験をしたことがあるのではないでしょうか?

なんかこれのことをフランスの作家の名前からとってプルースト現象/効果というらしいです。なんか響きがかっこいいので使っていこうと思います。”プルースト効果”

 

アメリカの病院で働いていると、トイレ掃除が終わった後の洗剤?の匂いやらエレベーターに乗った時の独特の金属くさい匂いやらでよく医学生の時に初めていったロサンゼルスの思い出やUCLAで実習したことを思い出します。また嗅覚が大脳辺縁系に直結してるからかその時の緊張感やワクワクしていた感情まで思い出させてくれて一瞬テンションが上がります。

 

あとはアワアワのサニタイザー(手指衛生のやつ)がやたらUSMLEste2CSを思い出させて来て汗ばみます笑

 

アメリカ来てからいつも楽しいわけではなく、フツーに体力的にしんどい時も、英語で凹む時も、手術のパフォーマンスでくよくよする時もありますが”アメリカの匂い達”に囲まれているおかげでちょっとテンションが上がりあの時に憧れてた環境に来てるんだよな〜と初心に還りまた頑張れたりします。

 

多分学生や若い時の留学って言うほど知識とか英語力とか得られるわけではないけど、こういう目に見えないワクワクやモチベーションの火種を得るために重要だなと思います。なんで母校に講演にいった際は学生の縛りが少ないうちにとにかく一回海外にいってみることを勧めてます。

 

話のネタにどうでしょうプルースト現象