去年7月から来てくれたミズーリ大初のインターベンションフェローが来月で卒業です。大学病院と軍人病院をひとりでカバーしてくれたのでPCIはこれまでの11カ月間で421件経験できたそうです。米国でフェロー卒業に必要なPCIの基準が250件なので、いいトレーニングになったのではないかと思います。

フェローのアマードはヨルダン出身です。ヨルダンというと、イスラム教スンニ派の国で親日と聞きます。それもあるのかアマードとはとても気が合いました。また、ヨルダンではサッカーも盛んです。僕らの世代は2004年アジアカップの準々決勝の日本対ヨルダン、川口能活選手のPK戦での活躍が心に残っています。少し悪いなとは思いつつ、「あれはいい試合だったよね」とアマードに言わずにはいられませんでした。アマードは笑って受け流してくれました。

アマードは7月からはテキサスで働きますが、ミズーリ大の第1号の卒業生として自信をもって送り出せます。