火曜日の朝に胸部外科レジデントに教育のための朝カンファレンスがあり、そこでうちのボスが小児心臓外科の一領域を講義するってことでついて行きました。

 

ちなみに日本では医学部卒業して研修医終わったら、この専門科やりたいです!って言えばできますが。アメリカでは国家試験の点数順に科を選んでいきます。概して儲かる科順に人気があり、当然点数が高い人がそういう科に進みます。

胸部外科レジデント(心臓外科、肺外科、食道外科などを回る)は競争率が高くうちMUSCでも毎年1人しか採用しないのに今年は24人応募者から面接するそうです。もちろん皆色々併願していますが。

 

ということでさすがエリートって感じで皆よく勉強していて、質問されるとハキハキ自信を持って答えるのですが、小児心臓外科はかなりマニアックかつ病態・形態学・発生学と難しいので当然結構間違えます。

しかしアメリカ人てすごいなって思うのが間違えていようとめちゃくちゃ堂々としているし、めっちゃ喋る。小さい頃から意見をしっかり言ってプレゼン力を鍛えられているからでしょうか。なんだったら質問されていることと違うことでもこれは知ってますよバリによく喋る。中身を伴わないのは良くないけど、このアピール・発言力は見習わなきゃなと。

 

んで、そんなこんなで1時間程度で講義は終了。さーてオペ室行くかと部屋を出ると、普段は会わない成人の心臓移植のAttendingの先生に”おはようございます”と声をかけられました。

”ええ!今日本語しゃべったよね?”と動揺しつつも ”あ、おはようございます〜”と返し

よくよく喋ってみると、母国ルーマニアで医学部卒業してすぐ、およそ20年前に3年くらい日本(東北大学)で研究していたそうです。20年経った今も日本語を少し覚えているくらい、良い経験として残っているようです。最初のお子さんは日本で産まれたそうです。

懐かしいのか名刺と連絡先まで教えてくださり、今度Thanks Givingあたりでご自宅に招待されることになりました💦 

 

ここサウスカロライナ州チャールストンは日本人というかアジア人が本当に少なくて、日本語で話しかけられるなんて全く予想していなかったので驚きとともに感動しました。日本を離れた方が自分の国を誇りに思えるそんな時間でした。

 

またアメリカ豪邸訪問のレポートを近日アップしたいと思います。乞うご期待。