1. はじめに(ご挨拶)
JAYCS副代表の山田でございます。「JAYCSブログ担当大臣(仮)兼 編集長(仮)」であるシカゴの北原先生にブログ掲載のお仕事をいただきました。僕は完全に東京在住ですが、ここ数年「医工連携」「産学協同」というフィールドに足を突っ込んでMICS(Minimally Invasive Cardiac Surgery)のシミュレーターを開発してきました。北原先生には(たぶんいい意味で)「面白いことをしている」とご評価いただいたと理解していますが、自分の活動や経験を単に発信・共有するだけでなく、この記事が「もっと面白いことへのきっかけ」となることを切望しておりますので、何か面白いことを企んでいらっしゃる方がいらっしゃいましたら、ぜひ気軽にご連絡いただけたらと思います。(E-mail: to.yamada.2009@gmail.com)
これまでも紆余曲折色々ありましたし、これからも勉強すべきことや達成すべきことは沢山ありますので、何度かに分けて気の向くままに書かせていただこうと思います。
2. 北原先生と僕
北原先生とは2015年にオランダのアムステルダムで開催されたEACTSでご一緒させていただき、(お互いちゃんと学会で発表した後に)アムステルダムの熱い夜を共にしました(笑)。北原先生からは、リサーチマインド、リスクマネジメント能力、さらには単にイケイケだけではない男らしさ、を勉強させていただきました(笑)。
3. 医工連携との出会い
2013年、大学院生(慶應)になるにあたり、「何かネタはないか?」とネットサーフィンしていたところ、「医療×工業(=医工連携)」「3Dプリンター」「生体質感造形」というキーワードにたどり着きました。当時、すでに一般的な心臓手術の執刀経験をさせてもらえるようになっていましたが、次のステップとしてはやはりMICSに興味がありました。他の外科の動向も考慮すると、MICSの時代が来るのは当然のことであり、さらにこれまでの医学教育・外科教育が最高だったという印象は全くない、ということを考慮して、「MICSのシミュレーターを開発して心臓外科の時代を変える!」「(ついでに博士号が取得できたら最高だ!)」と(勝手に)意気込み、それを叶えてくれそうな株式会社FASOTECという企業に唐突にメールを送ったのが始まりでした。(続く)
写真は北原先生とのアムステルダムの夜、初めて作った心臓モデルのプロトタイプです。
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