オペナース

アメリカのナースというと、金髪、長身の西洋人を想像してたけど、シカゴ大学心臓外科担当のナースはほぼフィリピン出身。ハサミを渡される時も“パシっ”という感じを想像してたけど、実際には“フニャー”といった感じで渡されます。想像と現実は異なるものですね。   写真はオペ室の看護師達と暇を持て余してる時に撮ったもの。ピースサインをみせると、そんなの中高生がやることだよ、と爆笑されました。日本では…

日本語

こちらで働いていると結構日本起源(?)の言葉を聞くことができます。訛り懐かしではないですが、少し望郷の念に駆られます。ツナーミ、テリヤキ、ヤキトリ、カミカーゼ、サァムラァイ、スゥシィ、ハラキィリィなどはよく聞きます。少し難しいのが、ウドゥン(うどん)やカラオキィ(からおけ)です。今日難しかったのが、マスオク classificationです。胸腺腫の正岡(まさおか)分類のことみたいです。海外で正岡…

魔王「この我のものとなれ」勇者「断る!」ブログ V2.1.3

お邪魔いたします。シカゴ大学太田です。 太田「 もしもし北原先生、今なにしてる?」 北原「 今ちょっと患者さん診てるとこですが、なんでしょう?」 太田「ちょっとリサーチミーティングしよか?」 北原「あ、じゃあすぐオフィスに行きます」 北原 コンコン「北原です」 太田「あ、どうぞ。悪いね忙しいとこ」 北原「あ、いえ。次の学会発表の件ですか?」 太田「あ、まあそれもあるけど、そんなことより先生、盆栽好…

テイ

太田先生がバケーションで不在のため、今週は若手アテンディングのテイと一緒に手術に入ることが多かったです。テイはエクモやBiVADなど補助循環系に重きをおいている人で、僕が来た当初からすごく良くしてくれて、エクモの時は必ず呼んでくれて、、IABP挿入の予定をわざわざ日曜とかに入れてくれて、、、人間味溢れ過ぎるいいお兄さんといった感じです。 バイパスなどの手術は結構やらせてくれるのですが、これで適当に…

セントパトリックデー

今日はセントパトリックデーという日の前夜祭的な感じの日だったみたいで、街が盛り上がっていました。よくは知らないのですが、緑色の服着た人やら犬やらがたくさんいて、シカゴの大きな川が緑色に染められてました。   写真はセントパトリックデーにバーに行った時に撮ったもの。アメリカに来て初めて日本人以外の同僚と飯を食いに行き、なんだかとても嬉しかったのでのせました。僕の隣に写ってるのはAPN(ナー…

Fachsprachprüfung
内藤 志歩先生 / 2017-03-12

現在の雇用契約は半年ごとの契約としていただいています。 ドイツで働く多くの先生方はお給料をいただけず、Gastarzt(ゲストドクター)として無給で修練を続けられています。 そんな中お給料をいただき、ほかの医師と同等の扱いを受けている私はかなり幸運なケースと言えます。 現在私は労働許可を経て医師活動を許可されていますが、有効期限は1年。 労働許可をいただいた昨年9月には有効期限前に延長申請をするか…

仕事の流儀ブログ V2.1.2

お邪魔いたします。シカゴ大学太田です。 シカゴ市内及び周辺には心臓外科のある病院が約70施設もあります。ノースウェスタン大学をはじめビックセンターの多い中にあって、シカゴ大学もまあまあ頑張っております。先日、ふと聞いた情報によると、シカゴ大学病院では9000人の職員がおり、そのうち医師は2000人。アテンディング医師はそのうち800人ほどらしいです。その中で心臓外科の手術をすることができる、もしく…

アメリカ留学半年記念

お台場の学会も終わり、アメリカに戻って来ました。色々な人に会って話すことができましたが、ほとんどの人からこのブログに関するコメントをいただきました。皆さんから暖かいお声かけをいただいたのですが、そのほぼ全てが、ちゃんと留学に関係あることを書け、という意見でした。確かに。 写真はシカゴで働き始めて始めて撮ったもの。気づけばアメリカに来てから六ヶ月が経っていました。なんだか時間が経ってるわりには、自身…

Heart Valve Summit in Monaco
内藤 志歩先生 / 2017-03-05

Monacoで開催されたHeart Valve Summitという学会に参加してきました。今回は口頭発表の機会をいただき、大動脈二尖弁関連の演題を発表してきました。私のような若手にも発表の機会がいただけるこの学会は距離の近さから積極的に若手からの質問を受けました。また出席しているのは若手だけでなく中にはしっかりとボスたちもまぎれているため、実は質問をいただいた先生がアメリカの大動脈弁レジストリーの…