心臓外科になってはじめて教わったことは“人を信じるな“だったことを思い出した手術

2018-03-07

医者4年目、心臓外科医としてはじめて研修を開始した時、当時イケイケだった大学のチーフからはじめて教わった心臓外科の心得は、“人を信じるな、自分も信じるな”でした。なんかかっこいいのと、確かに理にかなっているということから常に意識して研修をしていました。

昨日iphoneが壊れたのでダウンタウンのアップルストアで新しいiphoneを購入しました。

いい感じのケース(カードとか入れられるやつ)が売ってなかったのでむき出しのまま持っていました。本体に傷がつくと大変なので(最初はなぜか傷をつけたくない、どうせ1ヶ月もすれば平気で放り投げたりするようになる)手術に入る前に割とできる人で有名なベロニカ(オペナース)に、“これ新しいやつだから、やさしく(ジェントル)扱ってあげて”と伝えておきました。ベロニカは“オッケー、まかしといて”と満面の笑みを浮かべていました。手術中盤にコンソール(ロボットの操縦席)に向かうため手を下ろすと、なぜか携帯がごみの山に埋もれていました。そこにはベロニカの姿はありませんでした。

手術中人工心肺をつなぐところで、割とできるショーン(オペナース)が“はい、これ”と渡してきた管をなんとなくつなぎました。動脈と静脈の管が逆でした。静かにもとに戻しました。

人を信じるな、自分を信じるな。今一度初心に帰ろうと思いました。そしてロボット僧房弁手術は終わりました。

 

 

 

 

 

北原 大翔先生への質問はこちらまで↓

メール:kitaharahiroto@yahoo.com 電話:312-838-0406

コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です