返事の仕方が大事

2018-05-03

日本にいるときに習った、試験によく出る英文法の問題の1つに、Do you mind if you ~?(~してくれない?) というお願いに対する返答の仕方というのがあります。

mindが「~するのが嫌だ」という意味なので、「はい喜んで」の意味で返答する場合には「No」といい、「嫌ですよ」の意味で返答する場合には「Yes」と答えるのが正しいと習いました。そして、それが実際正しくて、英語ネイティブ間では綺麗にこのやり取りがなされます。

しかしながら、ニュージーランドには沢山の移民の人が住んでいて、その辺がごちゃごちゃになっている人も多くいます(私も含めて)。Do you mind ~?などと急に言われると、「はい喜んで」のつもりで、つい「Yes!」と言ってしまうのです。面白いことに、試験であんなに駄目だと言われたこんな間違いでも、多くの場合全く問題になりません。おそらくは、相手の返答の仕方(威勢のよさ)や表情(笑顔)から汲み取っているのだと思います。また、相手が英語ネイティブかどうかというのも考慮しているように思います。

私は、「喜んで!」のつもりで、威勢よく「Yes!」と言ってしまう派なのですが、先日たまたま調子がよくて「喜んで!」のつもりで「No!」と正しく言う事ができました。我ながら英語が上達したなと実感した瞬間だったわけですが、相手が困惑した顔をしました。話を聞くと、普段「Yes!」と言って快く引き受けるユウスケが今回は「No!」と言ったから威勢よく断られたと思ったようです。なるほどと思いました。文化的背景、表情と同時に普段のやり取りレベルも考慮に入れながら判断しているんだと知りました。

その一件以来、自分が「Yes」「No」のどっちで答えていいのかわからなくなりスランプに陥っています。とりあえずは、「喜んで」のときは笑顔で返答するようにしようとは思います。

 

 

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