七転び八起記 19日目 ~對馬海峡 シカゴ一本釣り~

2018-05-21

今週は劇的な週でした。「図書館でDutyをこなした後に帰宅途中を暴漢に襲われた一例」を経験し、「人はいつ死ぬかわからない」「死ぬこと以外はどんなこともかすり傷である」というどこかで聞いた文言を体感した週でした。今となってはいい思い出です。

13日目

正直、暴漢の一件でこの日のことはよく覚えていないです。太田先生にいただいたテーマの論文に関する情報収集をしていました。

14日目

それはいつも通り手術見学を終え、家に帰るとサボってしまうので図書館で夜まで残ってDutyをこなし、帰宅していた最中でした。21:30頃、Hyde Parkを歩いていると突然黒人の若い男に腕をつかまれ、後から来た二人の黒人も合わせてバッグをひったくり、ポケットというポケットを全てチェックされスマホとタブレットと腕時計と現金を取られてしまいました。ナイフや銃を持っている場合を想定して無抵抗を貫いた結果、僕自身には何も危害がおよびませんでしたが、なかなかショッキングな出来事でした。さすがにこの日は少し手が震えていました。人はいつ死ぬかわからないので、若いうちから何かしら残せて行けたらいいなと考えるようになりました。

15日目

前日の暴漢の件で警察に届け出に行きました。高校、大学と部活で培ったのか、心の切り替えは得意なもので、この日には残りの留学期間もマックスで楽しもうとポジティブな気分になっていました。警察官とのやり取りでこの留学一番に英語を使ったため、英語力の向上が期待されます。実感はありません。

16日目

シカゴ大学の事務方にも暴漢の件で報告したところ、一度顔を見せに来て、と言われたので外来棟へ。「シカゴを嫌いにならないでね。ようこそアメリカへ!」と言われたので「シカゴは俺の第二の故郷さ。サンキュー!(サムズアップ)」と言ってやりました。

17日目

この日からは通常運転で、北原先生のオペに入りました。想像力がないからか、外科助手としての気の遣えなさを実感しました。学生身分にかまけていてはダメですね。PAさんのお仕事をマスターするという目標は達成困難と判断しました。

18日目

主に北原先生に連れられNight Nation Runに参加しました。ミシガン湖沿いの5kmほどを走り(歩き)、道中で数ヶ所設置されているDJブースで写真を撮り、ゴールではDJのかける音楽に合わせて踊れるというイベントでした。道中、先生方とお話ししながら一方で一人当たり40USD、参加者20000人超でDJ呼ぶ以外に特にサービスなしのイベントとかぼろ儲けやな、なんて考えていました。

19日目

昨日寝る前にネットサーフィンしていると、孫正義の自伝のような本が紹介されていて、その内容がすさまじかったので、すぐさま電子版を購入、今日一日読んでいました。やはり人生一度きり、何か歴史に名前を残せるようなデカいことがしたいと考えるようになりました。夕食は学会ついでにシカゴまでいらっしゃっていた神戸大学の先生を含めた6人でシュラスコをいただきました。太田先生、ごちそうさまです。

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