ある日、弁を全部いじる手術がありました。チーフの症例だったのですが、PAがいないという緊急事態であったため、ラザ(レジデント)と僕で手術に入りました、今日のオペナースはショーンでしたが、調子が悪かったのか間違ってばかりいました。チーフはそれをみてちょっと意地悪してやろうと思ったのか、僧帽弁のサイジングの際に「33mm、オッケー。じゃあ次、35mm」とありもしない弁のサイズを言い、困って探してるショーンの後ろで外回りの看護師に33の弁を出して、と手でサインを送ってました。その後「35mmなんてないよー」と言ってました。お茶目でした。
その後、「大動脈弁はヒロがやっていいよ」とバトンタッチされたのですが、27mm(いる?79歳の小さなおじいちゃんに27mmいる?)というデカめのサイズを指定され、僧帽弁にでかいのが入っているのもありかなり入れづらく、大動脈とかまぁまぁ裂きながらなんとか入れました。やってる最中にずっと「ヒロ、何をストラグリング(もたついてる)してるんだよ」と言ってるチーフにはもうお茶目さはありませんでした。手術は終わりました。
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