ニュージーランドの医療の問題の一つとして、手術までの待機時間がとても長いというのがあります(公立病院で手術する場合)。
どれくらい長いかというと、先日6月にCABGをした患者さんは、2枝トータル、LAD 70%狭窄の方だったのですが、冠動脈造影をしたのが昨年の12月でした。半年もよく待ったなと思って「なんでそんなに待ったの?」と患者さんに聞いたら「いや別に。順番だって言われたよ。」とのことでした。
このように待機患者さんが沢山いるせいか、基本的に手術はスピード重視です。時々、縦3件で開心術が入っています。1例目が朝8時入室で、3例目が5時台に終わったりします。
個人的にはゆっくり丁寧な手術が好きなのですが、こういうのもあるんだなと勉強になります。
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