タイに留学して1年が経過しました。
予定留学期間の折り返し地点になったので、現在までの状況についてご報告します。
この1年間で入った手術件数は282件、うち228件に1助手として参加しました。まだskin to skinの術者としての経験はありません。最初の約1か月はひたすら見学して各staffのやり方を覚えました。2か月目より2助手として参加し、2か月目半ばより1助手として手術に入るようになりました。手技に関しては閉創から始まり閉胸、SVG採取、開胸、人工心肺の挿脱着、中枢吻合・・・と進んでいます。
タイでは施設にもよると思いますが積極的に自分をアピールするというスタイルはあまり好まれないような気がします。粛々と仕事をするという姿勢があっているような気がします。そしてチャンスがもらえたときにものにするというのが大事かと思います。Staffにより心内操作をはじめ、開胸や心膜の展開、カニュレーション方法などは異なるので、それぞれの術者のやり方を覚え、リズムよく手術ができるようにすることを心掛けています。
今日からタイはソンクラーン(旧正月)で5日間の連休に入ります。多くの人が田舎に帰省したり海外旅行に出かけるので、いつもと違いバンコク市内は静かです。
写真は日本人街で見つけたマンガ喫茶です。
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【留学体験記まとめ】タイ中村 裕昌 | 医師ペディア