初めて投稿させていただきます。東京大学医学部附属病院循環器内科 新田大介と申します。今年の8月より、シカゴ大学循環器内科にてVisiting Scholarとして、主に心臓移植、補助人工心臓の臨床研究に関わっております。北原先生とは同期であり、東大でもわずかですが働いていた時期が重なっておりました。この度留学にあたり北原先生には色々とアドバイスを頂き、またこのようなブログを書く機会を頂まして誠に有難うございます。
シカゴに来て約2カ月になり、ようやく生活には少し慣れてきましたが、やはり日本と異なるところに色々と驚かされます。例えば郵便がなかなか届かないこと。不在者票などを置いてくれることもありますが、いなければ配達員が家の前に置いていく、何も連絡せず持って帰るなどよくあります。ソーシャルセキュリティーナンバーが中々届かず、結局もう一度送付をお願いすることになったのですが、初めのやつはどこに行ったのか未だに分からないという恐怖。
またシカゴ大学はダウンタウンより遠い南にあり、やや治安の悪い区域にあるのですが、まれにですが大学敷地内でも発砲事件があります。というかニュースを見るとシカゴでは毎日のように銃撃事件が起きており、夜は日本と同じような感覚では歩けません。僕自身は実際に危険な目に遭ったことはまだありませんが、ダウンタウンで夜遅くにバスに乗った際に(乗客は自分しかいなかった)、黒人の運転手が隣の車のドライバーと物凄い口論になり、”I will kill you!!”とか大声で罵り合いを初め、バスの運転手が「ドア開けてやるから殺しに来てみろや!」的なことを叫びだして本当にドアを開けたときはかなり怖かったです。あの人たち銃持ってたら間違いなくぶっ放しあっていたんじゃないでしょうか。
とはいっても行く場所さえ気を付けていればシカゴは非常にいい街で、現地の人々も親切な人ばかりです。観光する場所も色々とあります。写真はジョンハンコックセンターという高層タワーからみたシカゴの夜景で、非常に綺麗です。ここの最上階にはTiltという窓がタワーの外方向に傾いて、下を見ることが出来るアトラクションがあるのですが、半端なく怖いです。研究に関してはまだ始まったばかりでデータ収集の毎日ですが、またシカゴの街を色々と開拓していければと思います。
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