先週、タイの胸部外科専門医試験がありました。受験年齢は大体30歳(胸部外科レジデントの期間がだいたい5年なので)前後になります。今年は15名が受験し、来年は17名だそうです。試験内容は筆記、実技(今年はECMOの組み立てなどだったらしいです)、口頭試問で2日間にわたって行われます。この試験勉強のため、多くの病院で受験するレジデントは1カ月前から休みが与えられます。
そしてこの試験に合格すると、それぞれの病院でスタッフ(independent surgeon)として認められます。施設にもよりますが、かなりの部分のdecision makingが任せられます。
タイでは現在CVTユニットを増やしており、この試験に合格したらすぐに施設のトップになる人などもいます。
日本とはかなり状況が異なっていると思います。しかしレジデントの時にはほぼ病院に週3-4日泊まりなど、ハードな日々を過ごしています。これもスタッフになったら手術ができるなどはっきりとした目標があるからではないでしょうか。
写真(上)はウボンラチャタニというタイの東北部の県にあった日本料理店です。
写真(下)タイの緑茶(はちみつレモン入り)です。パクチーやドリアンにはそれなりに慣れましたが、これはまだ厳しいです…
コメント
【留学体験記まとめ】タイ中村 裕昌 | 医師ペディア