テイ(若手アテンディング)からの電話にいい話があったことはありませんでした。
ある日手術中に朝から2回もテイから電話がありました。手術中で良かった、と思っているとそんな気持ちを見透かされたかのように追加でメールが送られてきました。終わった後少し話したいことがある、と。絶対なんか(エクモ、肺移植、再開胸)あるんだ、めんどくセーと思いましたがお世話になっているし仕方なく手術室にテイを探しに行きました。
テイはなんか開窓術みたいなことをしていて、「ヒロどうしたの?」いや、あんたに呼ばれたから。「ヒロはなんでも手洗いするけど、この手術はさすがに興味なさそやなぁ、にやにや」いや、確かに興味ないけど。「ちょっと話あるから5分待って」どうせ15分かかるんでしょう。
30分後に手術を終えたテイはロッカールームにちょっと行こうぜ、と。話ってなんだろな、と思っていると、突然
「本当はラッピングしてもらいたかったんだけど、時間なくて。たしか誕生日だったでしょ、ハードワークのご褒美だぜ。」と紙袋に入ったプレゼントをくれたのです。自分でも忘れてるくらい何事もない誕生日だったので、めちゃくちゃびっくりしました。思いもよらないことだったので、とても驚いたのと、なぜか涙がでそうになるくらい嬉しかったのです。しばらく病院から帰らずにプレゼントを眺めてました。
今思い返してみると、おっさんがおっさんにプレゼントを渡してる光景とか、”ラッピングしてもらいたかったけど“のコメントとか、ツッコミどころは満載でしたが、その時は嬉しさがツッコミ欲よりも勝っていました。とにかく嬉しかったです。
写真はもらったグーグル製のなんか声で反応するスピーカー。Wi-Fiの設定が難しすぎてまだ使えてない。
4件のコメント
いや、祈念しないでください。
ちゃくちゃくとゲイコミュニケーションが上達していてなによりです。さらなるハッテンを祈念いたします。
はい、いい人です。自分が恥ずかしくなりました。
めちゃいいひとやん。若手のアカデミックはそんなに給料高くないから、よほど気に入られてるんよ。