アメリカのナースというと、金髪、長身の西洋人を想像してたけど、シカゴ大学心臓外科担当のナースはほぼフィリピン出身。ハサミを渡される時も“パシっ”という感じを想像してたけど、実際には“フニャー”といった感じで渡されます。想像と現実は異なるものですね。 写真はオペ室の看護師達と暇を持て余してる時に撮ったもの。ピースサインをみせると、そんなの中高生がやることだよ、と爆笑されました。日本では…
お邪魔いたします。シカゴ大学太田です。 太田「 もしもし北原先生、今なにしてる?」 北原「 今ちょっと患者さん診てるとこですが、なんでしょう?」 太田「ちょっとリサーチミーティングしよか?」 北原「あ、じゃあすぐオフィスに行きます」 北原 コンコン「北原です」 太田「あ、どうぞ。悪いね忙しいとこ」 北原「あ、いえ。次の学会発表の件ですか?」 太田「あ、まあそれもあるけど、そんなことより先生、盆栽好…
太田先生がバケーションで不在のため、今週は若手アテンディングのテイと一緒に手術に入ることが多かったです。テイはエクモやBiVADなど補助循環系に重きをおいている人で、僕が来た当初からすごく良くしてくれて、エクモの時は必ず呼んでくれて、、IABP挿入の予定をわざわざ日曜とかに入れてくれて、、、人間味溢れ過ぎるいいお兄さんといった感じです。 バイパスなどの手術は結構やらせてくれるのですが、これで適当に…
今日はセントパトリックデーという日の前夜祭的な感じの日だったみたいで、街が盛り上がっていました。よくは知らないのですが、緑色の服着た人やら犬やらがたくさんいて、シカゴの大きな川が緑色に染められてました。 写真はセントパトリックデーにバーに行った時に撮ったもの。アメリカに来て初めて日本人以外の同僚と飯を食いに行き、なんだかとても嬉しかったのでのせました。僕の隣に写ってるのはAPN(ナー…
お邪魔いたします。シカゴ大学太田です。 シカゴ市内及び周辺には心臓外科のある病院が約70施設もあります。ノースウェスタン大学をはじめビックセンターの多い中にあって、シカゴ大学もまあまあ頑張っております。先日、ふと聞いた情報によると、シカゴ大学病院では9000人の職員がおり、そのうち医師は2000人。アテンディング医師はそのうち800人ほどらしいです。その中で心臓外科の手術をすることができる、もしく…
お台場の学会も終わり、アメリカに戻って来ました。色々な人に会って話すことができましたが、ほとんどの人からこのブログに関するコメントをいただきました。皆さんから暖かいお声かけをいただいたのですが、そのほぼ全てが、ちゃんと留学に関係あることを書け、という意見でした。確かに。 写真はシカゴで働き始めて始めて撮ったもの。気づけばアメリカに来てから六ヶ月が経っていました。なんだか時間が経ってるわりには、自身…
マイアミの学会に続いて、旭川にいた頃にだした演題が日本心臓血管外科に通っていたので日本に一時帰国しています。太田先生も帰国しており、シカゴ大学のLVADとGIbleeding の経験について発表するみたいです。 写真は行きの飛行機。マイルが結構貯まったのでビジネスクラスにアップグレードしてみました。座席が広い、はもちろんのことあれほど美味くなかった機内食が一流のレストランででてくるよ…
マイアミで開催されるロボット外科学会に、シカゴ大学のTECABの結果を発表するためにやってきました。 心臓外科の部屋では、全米から熟練したロボット界の巨匠達をはじめ、ロボット心臓手術に興味をもつ若手までもが一同に集い、熱くディスカッションを行う大盛況ぶりでした。部屋にいた心臓外科医は座長、僕を含め5人⁉︎でしたが。 写真はマイアミビーチ。シカゴから来たぶんその暖かさにやられました。や…
平日の昼飯はいつも病院の7階にあるスカイカフェというレストランみたいなところで食べてます。 先日移植終わりの早朝にそこに行ったら、店員に「いつもより来るの早いわね、ニヤニヤ」とはじめて声をかけられたので、はははと乾いた愛想笑いを振りまいて終わったのですが、後になって「今日はむしろ遅いんだよ」、という愛想笑いよりは少しだけ高レベルの返しをしとけばよかった、と後悔しました。 写真はスカイ…
お邪魔いたします。シカゴ大学太田です。 自分がどんなに努力して、これでもかというぐらい自分の能力を伸ばしても、世の中には必ず上には上が存在するものなのだと思います。公平に実力を競う機会の存在しない心臓外科医という世界は、ともすれば自分の能力がどのような位置に存在し、何に長けてるのか何にが足りないのかわからず自身を過信したり過小評価することがあるように思います。いろいろな指導医や同僚にめぐり合い自身…