一番困った事

ブリスベンに来てからもうすぐ1年です。沢山の辛い事や楽しい事がありました。中でも一番辛かったのは電話対応です。 先日のブログでも書きましたが、当院は当直がない代わりに、自宅で電話を受けて指示を出したり、病院に駆けつけたりします。時には他院から紹介電話がかかってくることもあります。病院にいるのならば、直接患者さんを診にいったり、画像をチェックすることができるのですが、自宅待機だとそういうわけにもいき…

年末年始、保険、日本人

あけましておめでとうございます。 こちらでは、年末年始はクリスマスほど重要視されていないようで、病院の休日は31~2日の3日間でした。僕自身は1日おきのon callを年末から割り当てられ、毎晩のように呼ばれてしまいました。その間、娘が熱を出してぐったりしたりして気を揉んだりと大変でした。小児科の先生は心から尊敬します。 ちなみに、オーストラリアはメディケアと呼ばれる公費医療負担があり、市民の人や…

オーストラリア臨床留学

今年(2016年)の4月からオーストラリアのブリスベンで研修をしている月岡祐介と申します。今回は現在の病院についての概略を書かせて頂きます。 現在働いているThe Prince Charles Hospitalはクイーンズランド州の基幹病院で、同州で唯一、心・肺移植を行っている病院です。年間の開心術は約1500例(成人のみ、小児なし)、心移植は年間20~30例(オーストラリア全体で年間90~100…