以前に住んでいた部屋が又貸し物件(Untermiete)であり、ドイツの法律上1年という期限から引っ越しせざるをえず、また来春に主人が渡独することから広い家への引っ越しとなります。引っ越しに際しいろいろややこしい手続きや家具などの手配に追われています。以下覚書です。
①個人賠償責任保険:Privathaftpflichtversicherung
自分が他人に損失を負わせた場合の賠償を保証してくれる保険です。事例としては洗濯機の配管ミスにより階下に水漏れを起こした場合の修繕費など。さらにオプションとして鍵をなくしてしまった場合(自宅および職場)の交換費用の保証もつけれたりします。人によりこの保険への加入の是非は賛否両論ですが私の知人は賃貸住宅に住むのであればこちらに加入すべきと言っています。さまざまな保険会社があるため選ぶにも苦労しますが、Check 24という日本でいう価格ドットコム的なサイトで自分にあった会社・契約を選ぶことができます。また非常にわかりやすい日本語のサイトもあり参考になります。
②家財保険 :Hausratversicherung
自分の持ち物(家具や家電製品)を保証する保険です。地震(ドイツではほぼありませんが)、火事・洪水・水漏れなどの被害により持ち物に損害を受けた際、新しく同じ製品を買うなどするときに保証されます。私の場合は基本的に高価な持ち物はなく賃貸物件にすむためこの保険には加入しなくてもいいのではないかと知人には言われました。
③住民票
基本的には住民局で住所変更を申請します。ハンブルクの場合は区役所(Bezirksamt)で。混雑することが多いため予約(Termin)をとって申請に行くようにしています。
④外人局ビザ居住地変更
住所変更に伴い管轄する外人局も変更になります。外人局ごとに多少システムが違い、今までのNordではTerminをとることが可能でしたが、次のEimsbuttel地区では当日に並んでレストランの予約のように名前を書いて待つそうです。
⑤医務局
医務局には先日日本で取得した学位の手続き(別途記載)もかねて住所変更を伝えに行きました。定期的にハンブルク医務局発刊の月刊誌を郵送してくれたりするので住所登録は必須です。
⑥保険
私の加入するTK(ドイツでは一番大手のようです)に直接電話で連絡しあっさり住所変更。新しい住所の記載された保険証が郵送で届きます。
⑦家具など中古品
「もったいない」という言葉がないドイツですが「もったいない」精神は日本よりもはるかに根付いているように思われます。基本的に家具はよっぽどこだわりがない限りイケアやe-Bay(中古品の出展サイト。自分の住んでいる地区の周辺での検索も可能)で見つけることが多いようです。早速先日e-Bayで自転車を100Euroで購入しました。日本のような安価なママチャリが流通しないドイツでは100Euroはほぼ破格。ラッキーなお買い物でした。ほかにも通販のOttoでは24時間電話対応、品ぞろえも豊富です。
⑧インターネット契約
結局はドングリの背比べ。各社ほぼ同程度の値段設定です。日本からははるか遅れをとりDSLでのゆっくりなネット速度ですがドイツ人はあまり気にしないようです。
ひっこしのややこしい手続きに時間がさけるのもクリスマス・正月休暇と称して1週間以上各々に休みが割り当ててもらえるドイツならではです。日本であれば大みそかからお正月にかけて医局からバイトに派遣していただいておこづかいを稼ぐ大事な時期だったなあと懐かしく思い出されます。
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