タイに来てMSに対する形成術をたくさん経験しました。
Dr.TaweesakのMS の形成はほぼ標準化されており、
1: superior transseptal approach
2:弁輪の糸掛け(後尖のみ) 3:交連部切開 4: Cut of 2nd chordae
5:Papillotomy 6Fenestration
7 Peeling and decalcification 8 Repair of leaflet 9: put a ring
という手順です。数年前の手術記録を見ると、自己心膜+人工腱索という手技が多かったのですが、自分が来てからのこの2年間はできる限り自己心膜や人工腱索を使わないやり方をされています。
標準化されていても複雑で、僧帽弁と弁下部組織がちゃんと見えていないと手出しの仕様がありません。
日本てMSというとリウマチ性というより透析患者や超高齢者というイメージが僕にはあります(違っていたらすいません)。またそのような患者さんは石灰化も弁尖というよりは弁輪部の方が強いかなあと思います。
リウマチ性MS repairのテクニックを日本で活かしていくためには…
現在考え中です。
石灰化を切れるメスとかってあるんですかねえ・・・
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