僧帽弁へのアプローチですが、日本にいる時はclassical approach(右側左房切開)しか見た事がありませんでした。
タイに来てDr.Taweesakは全例superior trans septal approachで行っています。こちらはMS患者も多く、またRAが大きい患者さんも影響しているかと思いますが、非常に見やすいです。
ただ結構LA roofに切り込むので、初めはドキドキしていましたが、今では慣れてしまい、自分も深く切り込んでいます。
SV node arteryはバッチリ切ってしまうのですが、AV blockが続く事はありません。(長くても2日くらい)。
しかし順調に行くためには、それぞれのプロセスにピットフォールがあり、それを2年間叩きこまれました。
日本に帰ってからもこの経験が役に立てばと思います。
(写真は再手術患者のCXRです。)
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【留学体験記まとめ】タイ中村 裕昌 | 医師ペディア