前にも書いたことがあるような気もしますが、手術室において器械出しの看護師さんの立つ場所が違います。術者は患者の右手側で、助手は患者の左手側というのは同じです。日本では看護師さんは術者の右隣でしたが、ブリスベンでは助手の左隣でしたし、オークランドでは術者の左隣です。どちらに立たれようともやることに大きな違いはないのですが、静脈を採る時に鼠径部から抹消に進むか、足首から中枢に進むかという違いや、右足から採るか左足から採るかという違いが出てきます。私が一番困ったのは、看護師さんが自分の左側に立った時の圧力です。ブリスベンにはとてもふくよかな(オーストラリア人らしい)おばちゃん看護師さんが沢山いました。皆さん熱心なので手術も佳境となるとどんどん乗り出してサポートしてくれます。その熱意はとてもありがたいのですが、繊細な操作の時に私の肘に、その体を惜しげもなく押し当ててくるので、中々ストレスフルでした。たまにとてもきれいな若い看護師さんもいたのですが、そういう人達は体を押し当ててくるということはありませんでした。それは残念でした。
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【留学体験記まとめ】オーストラリア・ニュージーランド月岡 祐介 | 医師ペディア