ロボット使って不整脈を止めよう、というノリの手術でした。ブロディ(メリーランド大学の心臓外科レジデントで、ロボット手術を見学にきている)から昨日の夜、ヒロがなんか論文書きたかったら僕が協力してあげるよ、という謎の親切メールが来ました。なんでこいつに手伝いをお願いしなきゃならんのだ、と思っていましたが、手術前に話しを聞いてみるとなかなかのナイスガイでした。彼はレジデントする前から基礎研究、臨床研究両方ともたくさんの論文を書いており、話し方なんかも非常にスマートでかしこそうな感じでした。今年の7月にレジデントを卒業し、ニュージャージー州のプライベート病院でロボット手術をばりばりやっていくみたいなことを言っていました。学術活動をこれだけやっているのになぜアカデミックポジションにつかないのか、と聞いたところ、大学病院も考えたが、家族との時間も大切だし出身がニュージャージーだからそこで働きたいんだ、と言っていました。独身かつなんのバックグラウンドもない僕は、“うん、グッド”ということしかできませんでした。凄いやつはたくさんいるんだな、と思いました。もちろん論文手伝って、というかお願いします、と言っておきました。その後は、早く終われば今日も昼飯韓国料理食べれる、ということばかり考えていました。そんな感じで手術おわりました。
急いで韓国料理屋台のあるところに行きましたが、今日はお休みでした。かわりにエセ日本食屋台の唐揚げ丼を頼みました。日本で出てきたら確実に外れな味でしたが、モリモリといただきました。
北原 大翔先生への質問はこちらまで↓
コメント
しんげに入るために当初はがんばり屋さんだったアメリカ人の子たちのほとんどは卒業までにバーンアウトしてプライベートに流れます。最後まで鼻息荒い人は結構少ないです。目の前にステーキとうんこが並べられてて、うんこをわざわざ選ぶ我々の国民性からみると、信じられないですな