お邪魔いたします。シカゴ大学太田です。
人間誰でもミスをする。当たり前のことです。しかし、医療の世界では、特に手術室では一つのミスが致命的になることがあります。いわゆる優秀な外科医というのはミスが極端に少なく、またミスした際も最善の解決策を瞬時に判断、施行しすることができるのだと思います。フェローとしてトレーニングしていた期間には様々な経験をさせてもらいました。大概の術中合併症は見てきたような気がします。もちろんそのいくつかは私自身が引き起こしたものです。ミスは誰にでも起こりうる。しかし各事象に対し、真摯に反省、原因考察、改善する能力は人により違います。私はこの能力は外科医には必要不可欠な能力だと思っています。ミスを連発したり、同じミスをすることは絶対に許されないと自身に言い聞かせて日々精進しています。”Trial and error, learn from your mistake” と言って私のミスを怒りながらも笑って流してくれた指導医の先生方に感謝し、北原先生にフィードバックしていきたいと思います。
写真:そんなに真面目にやっていない趣味の靴磨き。先日、北原先生の靴を磨いて、イマイチな仕上がりだったため、反省考察改善いたしました。もう一度、靴磨きと真摯に向き合い勉強し直し、北原先生の靴の色や質を考慮し、必要物品を追加購入。今回は一応及第点です。やはり皮に栄養を与えると皮の反応が全然違います。一つの悩みとしてはアメリカで山羊毛ブラシが売っていないことですね。
コメント
素晴らしいです。ひとってそんなに寛容でないことが多いですが…
靴磨きおしえてください、いつか。