たくさんPVCがある人のPVCを止めよう、がテーマのロボットを使った手術が某日行われました。何度か内科でアブレーションをしたみたいですがなかなか治らず、ロボットのもとへ運ばれてきました。手術はEP(不整脈好き循環器内科医)と合同でやる感じなのですが、EPのトップ、ロッドタンがかなりパッションに溢れる人で
「そこ、そこ、-45?かなりいいじゃん、そこで行こう(なんなのかよくわかりません)」
「この動画最高だ、こんな視野みたことない」
「写真とるから、ちょっとロボット動かさないで、息止めて」とノリノリで手術室を支配し、外科チームとの温度差は広がるばかりでした。
途中心臓が止まったのでロボットとかポート急いで全部取って除細動したりなんだりはありましたが、なんとなくしていると手術は終わりました。心臓マッサージをした後、心臓が戻りかけてきたくらいのとこらでロッドタンが「あ、あれPVCかも、もうちょっとアブレーションする?」と言った時は流石のロボ外科医も「もう許して」と言ってました。パッションって怖いですね。
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