ある日のハートメイト3植込み手術の話です。人工心肺開始するくらいのところで、LVADのキットの中に入っていた心尖部に穴あけるようのナイフ(筒状のナイフ、よく切れる)でショーン(オペナース)が指を切ってしまいました。急遽オペナースなし状態になってしまったのですが、上司の太田先生がそっと静かに助手の位置から看護師のサイドに流れ込み機械だしを始めました。アテンディングサージャンが機械だしをする光景はかなり珍しかったのか、周りにいたナースとかパーヒュージョニストとか写真とったりキャッキャして大盛り上がりでした。上司もまんざらじゃなさげでした。そして、手術は終わりました。
12件のコメント
お疲れ様です白石です。
話にあげてくださり感激していますありがとうございます。。愛読者として楽しみにブログいつも見ていますまた細々と北原先生に時々投稿させてもらえたら嬉しいです白石程度の身分で図々しいことを言っています
ぜひぜひ、お待ちしてます。というかお願いします。
あたたかい御返事をありがとうございます
じゃあちょっと新企画考えます。
恐れ入ります嬉しいばかりです
某の意味ないですね。白石さん企画は一旦終わってしまったのです。
日本のあるあるだね。
あるあるじゃなくて、あってはならないこと 海外人材流出が起こって当然
某KO大学病院のナースがシフトが終わったということで術中にも関わらずいなることがあり、たまに器械出しやってました。この経験が渡米の決心をさらに後押ししました。ところで、白石さんは?
研修医時代、神戸大学では緊急が多すぎてオペナースが突如「夜間の緊急は介助につきません」宣言をして、なぜかそれがまかり通り、それ以来夜間の緊急は研修医が器械出ししてましたね。それで鍛えられたので今回も別にスッと器械だしの位置に移動できました。でもすぐにオペナースがシフトを調節して代わりのオペナースが入って来てくれてたのですぐにお役御免になりました。自分の領域の仕事を自分たちのチームで全うすべきという基本的概念があるんだと思います。日本の研修医時代、オペナース、レントゲン技師、食事を運ぶ人の代わりなどいろいろなことをやらされましたが、そんな日本でも他の職種による代行が許されない心臓外科医という仕事をしていることに小さい誇りを感じたりもします。
たしかに、使った後の針どこに置こうかな〜となっていました。術後にジョンS(PA)に、あの新人ナースはお前のお気に入りかいへへへ、と聞かれたので、ノー、と答えておきました。
あとで物品をカウントするのが、めんどいていう。
慣れてないと、ものをオーガナイズするのが難しくて、うまくいかないことあるよね。