医師の海外留学に必要な英語力 その1

2018-05-06

日本人医師の海外留学(英語圏)にあたって、一番の問題となるのが英語力だと思います。私自身当初はとても苦労しましたし(今もですが)、苦労しなかったという先生は帰国子女以外の先生ではお会いしたことがないので、これから留学される方はその点は覚悟しておいたほうが良いと思います。

多くの国で医師登録にあたり必要な英語の点数が設定されています。主なところでいうとオーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、イギリス、カナダなどです。(ドイツやタイに関してはどうなんでしょうか?アメリカは昔は必要だったと聞きましたが今はどうなんでしょうか?)。

上記に挙げた国ではIELTS、TOEFL、OETのいずれかで必要な点数を取り、提出しなければなりません。下記にIELTS(Academic module)の必要最低点を記載します(間違っているかもしれませんので申し込みにあたっては各人で再確認してください)。

New Zealand (Speaking 7.5 Listening 7.5 Writing 7.0 Reading 7.0)一回のテストで!

Singapore (Speaking 7.0 Listening 7.0 Writing 7.0 Reading 7.0)一回のテストで!

Australia  (Speaking 7.0 Listening 7.0 Writing 7.0 Reading 7.0)  複数回のテストから良い点をピックアップできる!詳細は下記を参照。

UK (Speaking 7.0 Listening 7.0 Writing 7.0 Reading 7.0  Overall 7.5)一回のテストで!

Canada  (Speaking 7.0 Listening 7.0 Writing 7.0 Reading 7.0  Overall 7.0)一回のテストで!

私自身はTOEFLやOETを受けたことがありませんのでそれらに関しては何も言えませんが、点数換算表がありますので、リンクを貼っておきます。参考になればと思います。(http://ieltsnavi.com/score_conversion.html)

これらの点数をクリアすること自体とても大変なのですが、その後経験することになる英語での臨床はそれと比較にならないくらい大変です。

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