海外旅行記4: 欧州最北の鉄道(ストックホルム〜ルレオ(スウェーデン))

2018-06-08
こんにちは。学生の星です。北原先生のリクエストで3月より旅行記を書かせて頂いております。
先月中旬ごろ、デトロイトの医学生でコロンビアで高山先生と研究をしていたというポール君が東京に来ました。夜9時に羽田に着いたポール君から「時差で眠くないから今から寿司を食べようぜ」と連絡があり、深夜2時に渋谷のすしざんまいに行くという初めての経験をしました。恥ずかしながらすしざんまいが24/7であることを今回初めて知りました。
元救急救命士のポール君は体が大きく、腕には大きなタトゥーがあり迫力がありましたが、話してみるととても優しくて良い人でした。ポール君は6時間後、次の目的地カンボジアへと旅立って行きました。色々話せて楽しかったです。
その数日後、大学で留学の報告会がありました。シカゴでチームWADAの会に参加させていただいた際に太田先生から「絶対につまらない発表はしないように」とアドバイスを頂いておりましたのでなるべく面白くすることを心がけました。ちょいウケくらいでした。報告書でもこのブログのことを紹介させていただいたので、近い将来、報告書を読んだ後輩達がこのブログを見て最終的にチームWADAシカゴ本部やニューヨーク支部を訪れてくれればと思います。
本題に戻ります。3年前の夏の終わりに僕はスコットランド〜デンマーク〜ノルウェー〜スウェーデン〜フィンランド〜オランダという総移動距離約5500kmの旅をしました。
約1200kmに及ぶ北極圏への旅が始まりました。まずはストックホルムから夜行列車(ノールランストーグ鉄道:ヨーロッパ最北の鉄道)で13時間、約900km北のルレオに向かいました。
乗るとすぐに車掌さんが無料のコーヒーを持って来てくれました。あと車内の売店でトナカイのパンを買いました。味は普通のハムサンドみたいな感じでした。

発車して数分もすると車内の照明は落とされ、明るい都会の街並みはたちまち月明かりが照らすだけの黒い森へと変わりました。途中森の中で停車すると、それまでの雑音は全て消え、あたりは恐ろしいほど静かになりました。窓を開けて空を見上げると星がとても綺麗でした。車内は思いのほか居心地が良く、ベッドに横になるとすぐに眠れました。

目を覚ますと、電車は白樺の林の中を進んでいました。食堂車で朝食を取ろうとしましたが、全部売り切れていました。こうして約13時間、予定より45分遅れてルレオに着きました。ここからはバスに乗って5時間、フィンランドとの国境沿いにある町ハパランダを目指しました。

バスに荷物を積んでさあ出発となったとき、僕は何か今までとは違う雰囲気を感じました。あたりを見回すと、バスの中は思わぬ事態になっていたのです。

次回、バスでさらに北上します。

コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です