ある日、三尖弁置換術がありました。
手洗いナースはアグネスでした。アグネスは入ったばかりの頃どうしようもなくできない手洗いナースだったみたいで、チーフの手術からキックアウトされて上司の太田先生の手術にずっと入っていました。ところが、3年という時を経て今では誰よりも僕たちの手術のやり方を知っており、ものすごいやりやすい手洗いナースとなっています。大器晩成型だな、と太田先生も言っていました。手術中も小気味よく第二助手なんかもしてくれるアグネスを、いいねーと言ってると太田先生が「ヒー ラブズ ユー」と翻訳してくれました。アグネスは「嬉しいわ、結婚してなかったらデートしてあげたかったのに、私もラブよ」と完壁に近い返答をしてくれました。さらには「私はデートできないけど、ヒロのためにこの前プレートガール(胸骨プレートの業者さん、綺麗な人、プレートのネジを補充するのが仕事)の連絡先を聞いておいたのよ」と言っていました。もうそんじょそこらのオペナースではたどり着けない、スーパーオペナースになってしまったみたいです。手術は終わりました。
2件のコメント
今のところラッキーが連続で起こっているので、実は彼女の方も僕のこと気になっていた、というラッキーが来ると思っています。
むしろひとから番号きいたほうがやりにくそうだねー。でも、だれかいれて呑み会して、そのひとに途中でぬけていただくという算段でいかがでしょうか。彼氏がいたら、すぐ解散