ある日、冠動脈バイパス術がありました。

途中8-0という非常に細い糸針が無くなったとベロニカ（オペナース）が必死になって探していました。患者の体内にガーゼとかを置き忘れるミスを防ぐため、器械カウントを数回行っているみたいですが、何度カウントしても8-0が一つ足りないと。普段ガーゼのカウントが合わなかったりしたときはとりあえず探すあるいはなんとなく探すふりはするのですが、なぜかその日は自分でも無意識にそのまま何事もなかったかのように手術を続けていました。手術終盤、ベロニカが英語なのかタガログ語（フィリピン出身）なのかよくわからない言葉をぺらぺらーと喋っていたので、それ何語？と聞くと「英語よ。ヒロ以外で英語以外の言葉喋っている人いないわよ。ぷんぷん」とちょっと怒ってました。ドクターオオタも日本語喋るよ、へへへ、と苦し紛れに笑いましたが依然としてぷりぷりしていました。おそらくLIMA採取中に塚越君と日本語で話していたこと、器械カウントに協力的でなかったことが怒りの原因と思われました。手術は終わりました。

手術終了後、病理レジデントのリサから半年ぶりに連絡がありました（エクモスペシャリストのパム参照）。「ラーメン好き？」という内容でした。リサもブログ読者である可能性が浮上しました。

塚越ラーメン　TAKEYA Osaka Shio ramen編

周りの期待に押し潰されること無く、さらに成長していってもらいたいなと思いました。