会長プロデュース:熱血研修医 塚越 本場シカゴで。。却下!!!塚越プロファイリング あー今日も手術室行くか(B面)5日目

2018-07-29
  • 今日の手術について

今日は北原先生が執刀されるシンプルなザ・AVRを見学させていただきました。きっと手術に限らず、シンプルなものほどその人の飾らない実力が試されます。本日はWashington Universityの関連病院から、Dr. マンファが北原先生の手術見学にいらしていました。アメリカでは、新たな候補の手術を見て実力をはかるのはよくあることだそうです。想像するだけで緊張するシチュエーションですが、胆力で有名な北原先生は談笑しながら動じることなく手術を進めていました。

※とは言えブログ更新がさすがに手術後にずれ込んだりとリアルな度合いの緊張が伝わってくるのでした。

 

手術自体はLV ventのちょっと吸いが悪くて調節したとか結び目ができてしまっている針糸が出てきたりというマイナートラブル以外は滞りなく進んでいたと思います。北原先生は大事な手術中にも関わらず、僕が太田先生についていくように気遣ってくださるなど、存分にDr. マンファに余裕を見せつけてボーナスポイントを稼いでいました。でも何よりも手術終了が11時過ぎで、太田先生に言わせるとまだまだ早くなる余地はあるようでしたが、早いなと思っていました。

 

あとは、師弟の美しい姿に感銘を受けました。開胸くらいのタイミングではまだ太田先生は入らないのですが、その時間でDr. マンファとお話ししていました。内容までは言及しませんが、弟子をプッシュする師匠がとてつもなくかっこよく見えました。素敵な師匠の存在が成功には不可欠だと感じると共に、「どや顔で育て上げた弟子をプッシュする」ことが、僕の人生のto doに加わりました。

 

 

全てが終わると、本日は最後ということでステーキハウスでディナーをさせていただきました。メンバーは、太田先生、北原先生、こうだ先生と僕です。スパークリングワインから始まり、ステーキの芳醇な香りと旨味の詰まった肉汁が

舌の上を駆け巡り、非常に美味でした。これまでラーメンを食べていたお陰もあるとは思いますが、改めて毎晩ラーメンを食べていたことに疑問を抱きそうになりました。

北原先生は他の手術に巻き込まれたりして遅くなってしまいましたが、しっかり駆け付けてくださりました。僕の5日間のデブリーフィングをしてくださるということで僕の思いの丈を全て話そうとしましたが、太田先生の強烈な横槍に成す術なく屈してしまいました。北原先生には、僕の熱意が欠けているから太田先生に負けてしまうんだと激を飛ばしていただきました。僕は弱いのかもしれませんが、それにしても横槍も近年稀にみる威力でした。

 

最終的に先生方からメッセージや一見メッセージ性のないコメントやエピソードトークをいただきながらも、自分なりに吸収できるものに関しては吸収する努力をしながら時間が過ぎていきました。ここで考えたことは、改めて総括に書かせていただこうと思います。

 

最後は僕とこうだ先生もチームWADA Tシャツを授与いただき、ラインにも招待いただいて帰路につきました。タスクばかりが積み重なっていく(最終日にして今後に向けて与えられたタスクが一番多いかもしれません)日々でしたが、苦しみ楽しみながらそれらを前に進めて来た5日間の経験は何物にも代えがたいものとなりました。続きは総括ですが、まず今回の見学実現に協力してくださった事務方、太田先生と北原先生、和田先生など関わってくださった全ての方に心よりの感謝申し上げます。

 

  • プロファイリング

◇太田先生:

・今日はお昼にお子さんの写真を一眼レフで撮りに行かれる用事があったようです。いよいよ家族が太田先生の中でNo.1であることが証明されつつあります。

 

・「僕はコツコツ勉強とかせえへんタイプの典型やったで~」と言っておきながら、手術の練習とかはどうかと聞くと、それは少しはやっていたとのことでした。ちゃんと全部聞かないと油断ならない方です。情報は全部出さないように話すプレースタイルもあえてのことだと思います。

 

・詳細は伏せますが、太田先生は踵や乳輪など、体の中でも細部に注目します。「人となりは一目見ればわかる」という背景には、こういった細部からその人の真の人格への手がかりを掴まんとする圧倒的観察力が潜在していることを実感しました。いくつかの事柄について先生のファイナルアンサーをもらっていますので、今後その正答率は検証していこうと思います。

 

・「面白いことを言いたい」という先生の欲が、お酒の助けもあってか今日は普段以上に明らかに感じられました。とてもピュアな気持ちで面白さを求める気持ちと同時に、称賛されたいとか面白いと思われたい気持ちが太田先生にもありそうだと思いました。きっともう関西という環境が刷り込みを完了させているので助けてあげることはできませんが…。

 

◇北原先生:

・やはり節々に真面目がにじむあたり、気にしてないふりをしながら昨日は今日の手術に向けていつも以上にイメトレなど準備をされていたのではないかと思いました。

 

・観察眼が鋭いとは以前も申しましたが、時折北原先生の言葉は痛いくらいに芯を捉えて刺さります。僕が中長期的なビジョンを確立できていないのに何した方がいいなんてアドバイスができないであるとか、術中のトークショーは何も求められていないが諦めないことだけが大事であるとか…北原先生のように、本音で話すことを厭わない人は貴重です。そしてそういう人ほど、自分をえぐってくれるような同種の人を求めていると言えます。

 

・後輩に対して色々な気持ちがある人だと以前書きました。追加ですが、後輩のみならず自分のアドバイスが届かないタイプの相手と判断した場合は、しつこく手取り足取りタイプではなく切り捨てタイプの先輩です。

 

  • 北原ステーキ RPM steak編

4連ラーメンからのステーキは格別です。いただきますでニヤニヤしちゃってます。

2件のコメント

  • 北原 2018-07-29 at 6:11 AM

    いまさらですね。昨年シカゴ大学に見学に来た手稲渓仁会病院の和田くんというのがいまして、その和田くんをおもてなししようとしてできたのがチームWADAです。今では名前だけかりて大きな組織になろうとしていますが。

  • 牛角 2018-07-29 at 5:56 AM

    ていうか、いまさらだけどいったいteam wadaってどういう意味なの?

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