ある日、補助人工心臓植込みの手術がありました。
少し遅刻して手術室に入るとアグネス(器械だしのナース)がすでに手洗いをしていました。遅くなってごめんごめん、と言っていると「ヒロ、こっそりワシントンDCに面接に行ったでしょ。ねぇ、ねぇ。行くの?ワシントンDC行くの?」と手洗い後の手で僕をつついてきました。いや、隠してたわけじゃないし、別にまだ決まってもいないし、というか手洗いした後に不潔野に触っちゃダメだし、と色々でしたがとりあえず「アイム ノット リービング ビコーズ アイ ラブ ユー」と言っておきました。アグネスもまんざらではなさそうでした。手術は終わっていました。
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