30代後半のUSMLE Step1合格体験記 ①

2018-11-25

受かるまで内緒にしていたのですが、先日USMLE STEP1に合格しました。昨年の10月から勉強を始めて、今年の10月に試験を受けたので1年くらい勉強したことになります。

ニュージーランドでの仕事も生活も楽しいので本音はずっとここにいたいのですが、”海外フェローは2年以内に国外に退去しないといけない”というルールが年々厳格化されてきているので、その他の国で海外生活を続けるための手段の一つとして受験に踏み切りました。私自身、英語に苦労しているので、子供達にはできるだけ長く英語に親しんでもらいたいというのが主な動機です(他にもいくつかありますが)。

点数自体は非常に凡庸で、というか合格最低点のほんの少し上という程度で、レジデンシーに応募しようというレベルのものではないのですが、心臓外科医(もしくは臨床医)として働きながらUSMLE受験をする30代後半の先生方の参考になれば嬉しいです。

使った教材はFirst Aid(紙の教科書)とU world(ネット問題集2500問程度)のみでした。平日は帰宅後平均2時間、週末は5時間~10時間を目標に勉強しましたが、移植や緊急手術が大きく立ちはだかりました。日本と違って飲み会が全くないのは追い風でした。

色々な体験記を綜合すると、まずFirst Aidを一読するのが定石とのことでした。私もそれに倣ったのですが、生化学・薬理・感染症・病理といった科目に非常に苦戦しました。学生時代の記憶はなくなっているし、なじみのない英語だし、そもそも興味がないので一日2ページくらいしか進みませんでした(全600ページ)。それでも、ウィキペディア・ブログ・ユーチューブをフルに活用しながら、わかりにくい所は自分の言葉でわかるようにFirst Aidの空白に解説を書いて進めていきました。成書や正統な教科書は使いませんでした。

2件のコメント

  • 内藤 2018-11-27 at 3:28 PM

    月岡先生 おめでとうございます。

    • 月岡 祐介 2018-11-27 at 5:13 PM

      内藤先生、どうもありがとうございます!!

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