留学について 幼子を抱える妻の視点 ~オークランド編~

2018-12-11

こんにちは。今回は留学に帯同している家族の立場でオークランドを紹介したいと思います。
(乳幼児が2人おり、情報に偏りはあると思いますが、もしオークランドを検討されている方で気になることがある方は、ご一報下さい)

日本人と日本人コミュニティ
在留邦人は2018年現在、約1万人(オークランド内)です。
NZ人等と国際結婚した人、移住目的の日本人夫婦、ワーキングホリデーの若者、学生が多いです。日系企業があまり無い為、駐在は少ないです。
日本人コミュニティは割と充実していて、日本人会はもちろん、日本人プレイグループ(曜日限定の児童館的なもの)、日本語補習校も日本人幼稚園もあります。市立図書館の日本語の本も充実しています。絵本に至っては、日本語こども図書館という施設があり、多くの絵本や子供向けの本を借りられます(要年会費)

日本食、食材
日本食レストランは多く、高級店から鉄板焼きや居酒屋風の店、定食等種類も様々あります。日本からチェーン展開している店は少ないですが、ビアードパパや辻利等があります。
日本食材を取り扱う店はチェーン展開しているJAPAN MARTという店が1番大きいです。
ダイソーもあります(1個3,5ドルですが)。日本人経営の店の他にもアジア人経営の店(韓国、台湾、中国等)には基本的な調味料やお菓子等、日本のものは必ず置いてあるので、
食材調達に困ることなく便利に過ごせています。ローカルのスーパーにも日本食コーナーがあります。
割高なのと、種類が限られる事を除けば、恵まれた環境といえます。
インド、韓国、中国、台湾、ベトナム、マレーシア、タイ等の食材を扱う店も多いので、同じ店で色んな国の食材を買えるのも楽しみのひとつです。

生鮮食品は価格変動がとても大きく、冬は野菜が特に高くなります(例:ミニトマトは冬1パック600円位で夏は200円位)
島国なのに肉より魚が割高です。

オークランドに住む3割がアジア人だと言われています。住むエリアによりますが、浮くということがなく、移民の国を実感しています。英語が第一言語ではない人が多いので、特に店員等はそのような人達に接することに皆慣れている印象を受けます。

交通、住居
車社会です。日本と同じ左側通行なので、あまり抵抗なく運転できます。
中心街への通勤には電車もありますが、バスのほうが一般的なようです。
中心街に住んでいても、子供の学校等の送迎で車が必需品です。
家賃は割高です。また、家の価格も高騰しています。オークランド中心部では少なくとも1LDKで15万円、2LDKで20万円程度かかります。

保育、教育
子供は満3歳になるとECE(Early Childhood Education)Servicesという制度で週に20時間の保育が無料になります(幼稚園も保育園も使えます)。
興味深いのが、幼稚園と保育園を組み合わせたり、週何日か選んで通えることです。保育園は親が働いていなくても利用出来ます。施設数が多いので、どこにも入れないということはまず無いです。
未就学児の教育費は高額ですが、この制度のおかげで金銭的な負担が減りとてもありがたいです。
オーストラリアも似たような制度がありますが、近年条件が厳しくなっているそうです。ニュージーランドはその点では満3歳からといいつつも2歳で制度が使える施設があったりと、例外も多く緩さを感じます。
満5歳になると小学校に入ります。公立だと基本的に学費は無料ですが、寄付金を募られ、暗黙の了解で金額が決まっている学校もあるそうです(相場は年に400ドル位)。
また、子供の医療費(12歳まで)が薬代も含めて無料です。国全体が子供を大切にしているのを感じます。
実際、暮らしていてもレストランにはハイチェアがある店が多く、スーパーやショッピングモールには小さい子連れ専用の駐車スペースが設けられています(入口近くの便利な所にあります)
道行く人の眼差しがあたたかく、子連れで肩身の狭い気持ちになったことはありません。子供がのびのびと育つにはとてもいい環境だと思います。

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