ある日、心膜の周りについた大きなのう胞をロボットを使ってとる手術がありました。その後大動脈解離が来ましたが、手術室への移動中に破裂したため手術はしませんでした。そんな感じで早めに病院を出ました。シカゴがサンディエゴより暖かくて驚きました。 北原 大翔先生(m3.comでコラム、MediGateで週刊北原を連載中)への質問はこちらまで↓ メール:kitaharahiroto@yahoo…
ある日、大動脈弁置換術をロボット使ってやる手術をしていました。やり遂げた後のロボ外科医がとても満足げでした。なんかこう、こぶしとこぶしをあわせる、みたいなのを皆にしていました。うれしそうでした。 どうでもいいですが、移民局からあと10日でアメリカから出て行ってくださいね、という軽いタッチのメールが来ました。うそだろ、と思って色々調べたところ、2月に日本に一時帰国した帰り、アメリカ入国時にスタンプを…
たくさんPVCがある人のPVCを止めよう、がテーマのロボットを使った手術が某日行われました。何度か内科でアブレーションをしたみたいですがなかなか治らず、ロボットのもとへ運ばれてきました。手術はEP(不整脈好き循環器内科医)と合同でやる感じなのですが、EPのトップ、ロッドタンがかなりパッションに溢れる人で 「そこ、そこ、-45?かなりいいじゃん、そこで行こう(なんなのかよくわかりません)」 「この動…
ロボの僧帽弁形成からの置換術でした。題名のとおり途中でロボットが止まるという事態が起きました。原因ははっきりとわからず、ものすごく頼りなさそうな機械担当の人が、このプラグがゆるかったからだと思うよ、と言ってましたが誰も信じていませんでした。最終的には全ての電源を切手、最初からやり直すことでなんとか動き出しました。結局17分ほど止まってたみたいです。ロボ、大変な時は大変ですね。手術はなんとなく終わり…
ロボットのバイパスでした。最近ある目的のために始めたfacebookで、アイリーン(オペナース)が今日誕生日である情報を掴んでいたので、手術前手洗い場で「誕生日おめでとう」と言ってみました。それみんな知らないからそんな大きな声で言わなくていいよ、とやや迷惑そうでした。ヒロの誕生日はいつなの?と聞かれ、うーん、7月だよ、と言うと、そう、と言われあまり盛り上がりませんでした。 手術中、アイリーンが誕生…
ロボットバイパスでした。手術前にマッケンジーに来週末にシカゴでやる心臓外科ロボットシンポジウムに参加するのかと聞いたところ、ウェットラボを手伝いに行かないといけないの、でも、交通費も参加費も何も出してくれないって言ってるの、シットよ、と言ってました。それはシットだね、と言いました。すると、ブロディ(ロボットの見学にメリーランド大学から来てたレジデント)が、俺も参加するぜ、ウェットラボ楽しみだぜ、と…
ロボット僧房弁の手術でした。アグネスはオペナースの中でも最も若手(おそらく30代)であり、上司(太田先生)やテイ(若手アテンディング)の手洗いをすることが多いです。今日は外回りをしていたのですが、手術の中盤暇になったのかコンソール(ロボットの操縦席)までふらふらときて、私、ロボット手術嫌いなんだよね、と僕に伝えてきました。え、なんで?しかもなぜこのタイミングで告白する?と疑問でいっぱいでしたが、続…
医者4年目、心臓外科医としてはじめて研修を開始した時、当時イケイケだった大学のチーフからはじめて教わった心臓外科の心得は、“人を信じるな、自分も信じるな”でした。なんかかっこいいのと、確かに理にかなっているということから常に意識して研修をしていました。 昨日iphoneが壊れたのでダウンタウンのアップルストアで新しいiphoneを購入しました。 いい感じのケース(カードとか入れられるやつ)が売って…
ロボットを使用し完全内視鏡下に冠動脈バイパス術をする、いわゆるTECABがありました。今日は珍しく2例もあったのですが、2例目の最中に別のオペ室から連絡が入ってきました。手が空いてるPAがいたら手伝いにきてー、みたいな軽いノリでした。PAいないし(ロボット専属のPAマッケンジーならいるが)、こっちは手術に入ってるので無視してました。しばらくするとまた連絡が来て、だれかいませんかー、的な感じでした。…
今日はロボットの僧帽弁手術でした。ロボット手術中術者は離れたとこにいるので、みんなトランシーバーみたいなのをつけて会話をします。英語苦手者にとっては、これほど話しづらい環境はないです。しょうがないのでなんとなく笑い声をいれてごまかします。たまになんか聞かれることありますが、なんとなく笑ってごまかします。よく考えたら日本にいる時とあんま変わんないです。そうこうしてる間にロボット僧帽弁が終わりました。…