海外旅行記3: 誰も寝てはならぬ(ストックホルム(スウェーデン))

こんにちは。学生の星です。3月より北原先生のリクエストで旅行記を書かせて頂いております。先月の終わりにコロンビア大学の高山先生から、一緒に働いているPAの人が2人日本に遊びに来ているので会ったらどうかと御連絡を頂き、一緒にご飯を食べてきました。コロンビアの話が色々できて楽しかったです。高山先生ありがとうございました。 本題に戻ります。3年前の夏の終わりに僕はスコットランド〜デンマーク〜ノルウェー〜…

縄田先生の留学体験記1

北原先生から声をかけて頂き、初めて投稿させて頂きます。東京大学心臓外科の縄田と申します。 北原先生とは半年間仕事をご一緒しまして、その優秀さ、まじめさ、外科医としてのセンスの良さに大いに刺激を頂きました。 東大病院から慶應大学病院に戻り、程なく旭川医大に赴任され、その後シカゴ大学へ留学、その行った先々での北原先生への賞賛の声は、何ら不思議なものではございません。歯磨きをするのと同じぐらいの頻度で手…

ヘパリンが通じない手術

ある日、冠動脈バイパスをする手術がありました。心臓手術ではほぼ毎回ヘパリンを使用します。その日もいいタイミングのところで麻酔科に「ヘパリン プリーズ」と言いましたが、「え、なんて?」と言われました。その後も 「だから、ヘパリン プリーズ ヘパリン」 「え、何?」 「ヘパリンだよ」 「ソーリー ヒロ、なんて言ってるかわかんないわ(申し訳なさそう)」 「ヘパリン プリーズ ヘパリン プリーズ ヘパリン…

おそらく厄日であったであろう手術

ある日、バイパス、大動脈弁置換術後の再大動脈弁置換、大動脈置換をする手術がありました。チーフとの3週間ぶりくらいの手術でしたが、なぜかその日はご機嫌で「これはこういう風にするんだぜ」とか、「ヒロ、この前はありがとな」とか、なんか優しめでした。僕は人の優しさは基本的に疑ってかかる体質であるため、逆に不安な気持ちでいっぱいでした。その後、タオルクリップで人工心肺のチューブに穴があいたり、途中で「ちょっ…

北原大翔〜モテたい心臓外科医、米国へ渡る〜というFacebookページ

情報をより広い範囲の人に拡げていくためにはどうするか、という答えのひとつにFacebookがあるような気がするので、Facebookを本格的にはじめてみました。東京大学から実習に来ているTSUSHIMAくんの協力のもと、徐々にFacebookのページを作り上げていっている段階です。ブログとは別に動画なども配信していく予定なので、良かったら見てみてください。 北原大翔〜モテたい心臓外科医、米国へ渡る…

ハートメイト3植え込みだけの手術

補助人工心臓ハートメイト3植え込みの手術でした。ハートメイト3ってなんか名前がかっこいいですね。オペの終盤、ショーン(オペナース)がアグネス(オペナース)に器械出しを変わる時、いつもは「アグネス イズ ヒアー、サンキュー」とか言うのですが、今日は「ただ〜」といってアグネスの方に向かって手をひらひらしてました。ここで言う“ただ〜”とは日本でいうところの“ジャジャーン”と一緒です。アメリカではただ〜と…