開心術後の患者さんは、基本的に全例でテンポラリーペーシングリードをつけて病棟に戻ってきます。そして、4日目に抜きます。患者さんがワーファリンを飲んでいる場合は、INRが3.5以下であれば抜いていいことになっています。ブリスベンのプリンスチャールズのときは確か2.5以下だったような気がします。日本にいたときは2.0か2.5以下だったような気がします(あいまいな記憶ですが)。この一年間でペーシングワイヤー抜去後に多くの問題が起こったという印象がないので3.5以下でも意外にいけるもんなんだなと思っているところです。
ドレーンを入れるときも、INRや抗凝固に関するしばりはあまり強くないです。今週は病棟当番なので、コンサルタント達の要望で多くのドレーンを入れたのですが、昨日今日で入れた3人の患者さんのINRの平均は2.7でした。また、別のある患者さんはプラザキサを内服中でした(昨日と今日で一本ずつ両側にドレーンを入れました)。ドレーンといっても細い12Frだから問題ないのかもしれません。
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