ある日僧帽弁の手術とBIVAD手術がありました。あまりに暑いので手術と手術の間にレモネードを飲んでみました。レモネードはコーラやスプライトばかりのアメリカにおいて、割とサッパリした飲み物(甘いですが)の代表格で、暑い日などはとても重宝されます。日本ではレモネードを飲んだことなかったのですが、アメリカではものすごくよくみかけ、最近よく飲みます。夏の間は子供達が自宅の前でレモネードを売る、レモネードス…
白石さんがペヤングを食べます
ある日、ホモグラフトを使った基部置換術がありました。日本では一度も見たことなかったのですが、こっちにきてからたまにみるホモグラフトです。ウェットラボとかでみる豚の心臓についてる大血管みたいです。 こういう日本でやらなかった手術とかをやってみると、日本でもし手術をする機会などがあったときに「アメリカではホモグラフトとか使ってたんだけどなぁ」とかちょっとかっこつけたりして、看護師とか研修医とかに、また…
ある日大動脈解離の手術がありました。 器械だしナースはロザンナがやっていました。ロザンナは必ずといっていいほど手術の最後の方でガーゼが足りない、と叫び出します。その日もそれで100回くらい、ガーゼ胸の中にない?足元にない?隠してない?と疑いをかけられました。だいたい床に落ちてたりするのですが、疑いをかけられること自体あまり心地はよくありません。その日も床に落ちてましたが、僕にかけられた冤罪に関して…
お久しぶりです。元オペナーの中路です。 現場から離れて早丸3年、楽しく遊んで暮らしました。海外にいると周りも同じような状況で遊んでられましたが、日本だと友達がほとんど働いているので働かなければいけないような気がします。 それにこの前では看護師としてはもちろんですが、そもそも社会復帰することが出来なくなる!と焦りまして、やっとのこと重い腰を上げ社会復帰をはたしました。また悲しいことに2018年から扶…
ある日、さらっさらの心臓移植の手術がありました。さらっさらというのは、手術の既往もなく、なんもないすごいやりやすい心臓移植です。BMIが高すぎる人などは移植の適応がおりないので、移植患者はだいたいいい感じの体格の人が多く、今回は小さな女の人でしたがめちゃくちゃやりやすかったです。チーフの症例でしたが「カモーン」と怒られることなく(はじめてかもしれない)手術は終わりました。
ある日、ニューパルスという植え込み型のバルーンパンプが感染したということで手術になりました。 術前にデイビッド(おっさん)がこういう風にやるから、と凄く説明してくれました。いや説明いらんけど、と思いましたが、うんうんそれでそれでと聞いていました。説明は感染したニューパルスを取り出して、取り出したところは綺麗に洗って、どうにかして別のところにニューパルスを植え込むという感じでした。別のとこに植えこむ…
ある日、冠動脈バイパスがありました。 器械出しはスーパーオペナースのアグネス。チーフの症例ではなかったので、プレッシャーもなくウキウキしていました(僕も)。内胸動脈をとってると暇になったのか意気揚々と話しかけてきました。 「ヒロ、ごめんね。プレートガール、彼氏がいるみたいなの。インタビューしたら教えてくれたわ」 オーマイガットです。その後もアグネスは話し続けます 「私頑張ってヒロのガールフレンド見…
7月4日は独立記念日で休日でした。昼にコリアカフェという韓国レストランでキムチチゲを食べる贅沢をしました。ここのレストラン、僕がアメリカにきた時はおじさんとおばさんが経営していたのですが、今は若い兄ちゃんとおばさんが経営しています。時間は色々なものを変えていくのですね。
ある日、冠動脈バイパス術、心臓移植、その後に大動脈解離、エクモ、鎖骨下動脈IABPという僕の唯一のドューティーとされている仕事達がほぼ全て揃いました。野球で言うところのサイクルヒットな感じです。途中の心臓移植の時なぜかしんどくて4-0で皮膚閉じてる時に寝そうになりました。手術は終わりました。