ある日、心臓移植がありました。PAは移植に呼ばない決まりになったみたいで、僕とチーフの2人で手術が始まりました。特に話すこともなく黙々と手術が進みました。途中からデイビッドのおっさん(謎の人物)が手伝いに入ってましたが、PAのジョンとは比べ物にならないくらい扱いづらかったです。挙句に「俺は朝の6時から働いてる、だからもう帰っていいか」と交渉を始め、胸閉める前に帰ってました。そして最後は僕1人になり...
当直の日の大きなイベントの一つに朝の回診があります。35人の患者さんを診ないといけないので2年前は大変だなと思っていたのですが、最近では慣れてきてすいすい進みます。先日は1時間半位で終わり、同伴してくれている看護師と研修医がとても嬉しそうにしていました(その後の仕事をゆっくりできるから)。もちろん患者さんをぞんざいに扱っているわけではありません。 大切なのは、難しいジョークや冗長な世...
ニュージーランドでは、コンサルタントの外科医に対してはDr(ドクター)ではなく、Mr(ミスター)を付けて呼びます(ちなみに、オーストラリアでは普通にDrを付けます)。外科医以外の医師に関してはDrで呼ぶようです。 何人かに理由を聞いてみたのですが、未だに理由が分かっていません。分かり次第報告させてもらいます。
当直中にたまにあるのが胸腔ドレーン挿入の依頼です。 日本だと呼吸器内科などは自前でドレーンを挿入すると思うのですが、当院では呼吸器内科からも普通の胸腔ドレーン挿入(22Frなどの)の依頼が来ます。 呼吸器内科は12Frくらいの細いチューブまでしか胸腔に入れないようです。
患者さんによく聞かれる質問の一つとして、「あなたは中国人?韓国人?」というものがあります。それだけ中国人や韓国人が多いのだと思います。手術同意書や壁の注意書きなどにも、中国語や韓国語の翻訳はありますが、日本語はありません。
知らなかったのですが、題名の通りニュージーランドには蛇がいません。海に囲まれた国であり、かつ、昔一時的に海に沈んでいた時期があったことがその理由のようです。 そのため、飛べない鳥も多く生息しているようです(蛇が鳥の卵を食べないから)。 インド人たちはインドには怖い蛇が草むらにいっぱいいるけど、ニュージーランドにはいないのでとても心地よいと言っています。
月曜に雪降ってたと思えば、今はなんとなく夏に向かってあったかくなってきてます。写真は夜7時のシカゴのダウンダウンの様子ですが、明るいです。こっからのシカゴは最高です!
ある日のことですが、昔に入れた機械の三尖弁がスタックしてしまった人の手術をしました。手術終盤、ICUのクレア(APN、アドバンスドプラクティショナーナース、スーパー看護師みたいなイメージ)から病棟の患者の鎖骨下動脈IABPを抜く人がいないから抜いてくれないかと連絡がきました。また鎖骨下動脈かよ、と悪態をついていると、ロザンナ(オペナース)が携帯もっておろおろしていました。「ロザンナ、とりあえずクレ...
ある日のハートメイト3植込み手術の話です。人工心肺開始するくらいのところで、LVADのキットの中に入っていた心尖部に穴あけるようのナイフ(筒状のナイフ、よく切れる)でショーン(オペナース)が指を切ってしまいました。急遽オペナースなし状態になってしまったのですが、上司の太田先生がそっと静かに助手の位置から看護師のサイドに流れ込み機械だしを始めました。アテンディングサージャンが機械だしをする光景はかな...
ある日のことです。オペ前にハイブリッドバイパスに関するミーティング(毎週水曜)がありました。次に治療する患者の名前が南アフリカ出身っぽいとか、いやいや北アフリカ出身っぽいでしょ、と盛り上がってました。最終的にはサンディープ(循環器、平井先生の上司、平井先生はシカゴ大学の循環器フェロー)がグーグルで名前を調べたところハワイ出身の人でした。 ミーティング後不整脈をロボットで止める手術が控えてましたが、...