アメリカにきて3年が経とうとしています。ハウアーユーに対してはだいぶ慣れてきましたが、ワッツゴーインオン、と言われるとやや戸惑います。街で歩いてる時にたまたま知人に遭遇して「何してんの?」と聞かれた時にややきょどるのと同じです。 写真は近所の日本食レストラン トクの焼きそば。寿司だけじゃなく焼きそばもまぁまぁいけます。  

信州大学心臓血管外科の五味渕です。今回トロントで開催されたAATS 2019に 発表してきました。去年までは体育館みたいな広い会場でplenary sessionがほ とんどでしたので、発表しているのは有名な海外の施設だけでした。しかし、 今年はmini oral(発表3分、討論3分)のsessionができて、多くの日本の施設か ら発表がありました。 どんな大きい会場かと思って期待して行ったら、会...

先日近所にある日本食レストランのトクに行ってきました。 ものすごく近所なので何度も来ているのですが、味などは非常に普通なので特記すべきことはないと思っていました。 ところが最近、ハッピーアワーで寿司が一貫1ドルになることに気づきました。 とりあえずイカの揚げ物と寿司12貫を頼みましたが、イカの揚げ物がとても大きかったことを除けば、コストパフォーマンス的には最高の寿司を食べることができました。 &n...

新しい病院で宣材写真を撮りました。2種類も。 初めての宣材写真ということでなんだかとても嬉しく、出来上がるまで毎日ワクワクしてました。もちろんぱっとはしてないですが、少し大人になったような感じ(すでにおっさんだが)で自分的には大満足でした。 両親もこのブログを読んでると思うので、息子の成長を感じ取ってもらえると嬉しいです。写真をプリントアウトして近所のおばさま達に配るのもありかと思います。あるいは...

僕の病院の手術の枠とりは、早いもの勝ち理論で成り立っています。すなわち早くブッキングすると早い時間に手術が組めるのです。心臓手術ができる部屋が4部屋あり、だいたい一日6から12件くらいの手術が行われています。僕の場合はチーフから症例をもらってバイパスなどを細々とやるのですが、もちろんこの早いもの勝ち理論の最弱者であるため、基本的に最後の症例になりほぼ毎日結構な夜中スタートになります(なんなら11時...

冷蔵庫が突然壊れました。冷凍室にウェットラボ用の豚の心臓を大量に凍らせていたのが、全部溶けて凄いにおいになっていました。もちろん、ガリガリ君や冷凍タピオカもだめになっていました。痛恨の極みです。

DCに二店舗あるどんぶり専門店donburiでうなぎ丼を食べました。有り無しで言ったらかなりありでした。値段は22ドルと結構高いです。が、なんか疲れた時など、自分へのご褒美としてはちょうどいい感じです。    

ワシントンDCに来て思ったのですが、突然降ってすぐやむ雨が多いです。いわゆるにわか雨です。先日も晩飯を食べに行こうと外に出ようと思ったら突然雨が降ってきました。 なので外に行くのをやめ久々に家の中で食事をとりました。家の中での食事は主にマックを買ってきて食べる場合と(マックの店内はやや荒廃していて、あまり長居していたくないから)、Trader Joe’sで買ってきたチンして食べるカレー...

薬説というものを知り、味を占めてしまった結果、エモい飯を食う機会が減ってしまい前回の投稿から間があいてしまいました。匿名係のYと申します。   第2弾「TOKYO LIGHT BLUE HONGO 3」 元々のこのお店は「こくわがた」という名前でした。いずれにしてもこのお店が讃岐うどん屋さんであることはすぐにわかることでしょう()。 このうどん屋さんは、部活生には強い身体を作って欲しいと...

全く留学したことがない私がこのような留学ブログに文章を乗せてしまって大変申し訳ございません。  若手心臓外科医を急募しています。  まずは自己紹介ですが、2006年大学卒業後、群馬で初期研修、京都で外科研修、仙台厚生病院心臓外科、埼玉医大国際医療センター小児心臓外科、イムス葛飾ハートセンター心臓外科でトレーニング、現在は新小岩にあるイムス東京葛飾総合病院で心臓外科医をしています。北原先生の2個上で...

ダブルアテンディング、吻合2-2-2作戦、手術

ある日、土曜日の朝っぱらから肺移植がありました。夜は予定があったので午後くらいには終わると期待してましたが、やっぱり夕方くらいまでかかりました。最近はテイ(若手アテンディング、韓国人)と太田先生(上司)のダブルアテンディングが手術に入らなくてはいけない決まりになったみたいで、二人とも辛そうです。外科医二人が同時に手術に入るのは、お互いにやり方や考え方が違ったりするので、どちらも非常にやりづらそうで...

お・も・て・な・し前立ち(まえだち) 日本人レジストラにとって大切だと思う事

手術する人(術者)をアシストする人の事を第一助手とか前立ち(まえだち)と言います。他の多くの国でもそうだと思うのですが、日本・オーストラリア・ニュージーランドでのレジストラの主な仕事は前立ちです。コンサルタント達が快適に手術をできるようにアシストします。 あまり手術に馴染みのない方は、場合によっては「術者のただの手伝いだから簡単なんだろう」と思われるかもしれませんが、これが結構難しく、手術によって...

大腿動脈は中?外?手術

ある日、冠動脈バイパスと僧帽弁置換術がありました。僕が内胸動脈を取ってると暇になったのかTSUSHIMAくんが色々と喋っていました。新しい企画や今後作り始める動画について。僕はあんまり考えて話しながら手術するのが得意ではないので、「あーあー、そうね、うん」といわゆる生返事の連続をしていたので、周りの人達は今日のヤス(と呼ばれている)は一人でよく喋ってるわね、と思っていたと思います。大腿動脈からイン...

長すぎてもダメ、短すぎてもダメな手術

ある日、LVAD手術がありました。体の小さい人で(アメリカではレア)、HVADを植込みました。補助人工心臓と大動脈をつなぐ人工血管の吻合ですが、いつも長さの調整に四苦八苦します。太田先生(上司)が「毎回かならず長すぎるか短すぎるかにしかならない、ベストであったことがない」スモールジョークを交えジョンS(PA)とアイリーン(オペナース)の笑いを誘っていました。今日のは吻合中は「短っ」と思って早速後悔...

普通の冠動脈バイパス術、だけど何かが違う手術

ある日、普通の冠動脈バイパス術がありました。普通に胸を開けて、普通にバイパスをして、普通に胸を締めました。でも今日は、いつもと何かが違うことに気づきました。もうそこに、TSUSHIMA君はいませんでした。     あと、大事なことなんですが、無事に手術も終わり自分の中ではまずまずの出来だったな、と思っていたところ、その日の帰り道に太田先生(上司)から 「今日の手術、もっと速くや...

僧帽弁狭窄症が多い

ニュージーランドでもブリスベンでも、日本ではあまりお目にかからなかったリウマチ性僧帽弁狭窄症が多いです。特に、マオリの人や周辺の島国からの人に多いです。医療アクセス、教育、経済格差などが原因だと思います。 先日は重症大動脈弁狭窄・僧帽弁狭窄・三尖弁閉鎖不全の妊婦さんの出産がありました。血行動態が不安定になったら心臓の手術が必要になるのでそのスタンバイで立ち会いました。研修医のとき以来で帝王切開を見...