先週1週間にわたりワークショップが開催されました。 月曜から水曜日まではDr.Taweesakの病院で8件の僧帽弁ライブ手術(術者:Dr.Taweesak, Joseph Woo, Patric Perier, 浅井教授)が行われ、木曜日から日曜日まではバンコクのシャングリラホテルでシンポジウムが開催されました。 木曜日からのシンポジウムでは大北教授をはじめ日本からも多くの先生が来られました。 こ…
来週から1週間にわたり毎年恒例のDr.Taweesak主催のワークショップがバンコクで開かれます。 月曜日から水曜日までは僧帽弁手術のライブが行われます。 木曜日からはバンコク内でmeetingが行われ、日本からも多くの先生がpresentationをしに来られる予定になっています。 一昨年は留学前の挨拶を兼ねて参加し、昨年はいわゆる雑用をしながらの参加でした。 今年も昨年と同じよう…
海外に来て(来る前にも)病気に対する心配は持たれるかと思います。 私は日本の国民健康保険は加入のまま来ているので、ちゃんとした証明書があり正規の手続きを行えば外国で受けた治療の相応の費用は帰国後にもらえるようになっています。しかし、そうはいってもなかなか面倒くさいです。また治療費も高くなることがあるので、すぐに対応できるように海外の医療保険に入る必要があるかと思います。 この1年間、幸いにも大きな…
タイには日本に比べてまだリウマチ性弁疾患の患者さんがたくさんいます。なので日本にいたときより多くの僧帽弁疾患(特に僧帽弁狭窄症)を経験しています。 Dr.TaweesakのMSのrepairはroutine化されており、①Commissurotomy ②Papillotomy ③Cut of 2nd chordae ④Fenestration ⑤Peeling/Decalcification ・・…
先週、タイの胸部外科専門医試験がありました。受験年齢は大体30歳(胸部外科レジデントの期間がだいたい5年なので)前後になります。今年は15名が受験し、来年は17名だそうです。試験内容は筆記、実技(今年はECMOの組み立てなどだったらしいです)、口頭試問で2日間にわたって行われます。この試験勉強のため、多くの病院で受験するレジデントは1カ月前から休みが与えられます。 そし…
手術中、急に「やってみろ」といわれることがあります。 それは吻合だったり、メインが終わった後の全てだったり色々です。 吻合をスムーズに行えたり、出血再開胸を起こすことなく(さらに術後出血量が非常に少なく)済ますことができれば次のチャンスに広がります。看護師さんから「彼はここまでできる」と別のスタッフに話が行き、関係が良好であればさらに別のスタッフからもらえるチャンスも増えていきます。 です…
タイに留学して1年が経過しました。 予定留学期間の折り返し地点になったので、現在までの状況についてご報告します。 この1年間で入った手術件数は282件、うち228件に1助手として参加しました。まだskin to skinの術者としての経験はありません。最初の約1か月はひたすら見学して各staffのやり方を覚えました。2か月目より2助手として参加し、2か月目半ばより1助手として手術に入るように…
駐在員およびその家族が多いせいか、バンコクには多くの日本料理店があります。夜には飲み会でどんちゃん騒ぎしているサラリーマンの方をよく見かけます。 しかしながら日本料理は高いです。 上は日本人外にある居酒屋です。串焼き8本で750バーツ。 下はタイの屋台。3人で食べても500バーツ以下。 しかし皆さんコーラが好きです。  …
タイに留学する際に必要な資格についてですが、特にこれといったものはありません(多分)。必要となってくるものはコネクションだと思います。これは勤務先の上司と留学する病院のトップとの関係であったり、大学(もしくは心臓外科同士)の関係であったり、または国際学会などで個人的に作ったりなどいろいろあります。 今タイにおられる先生(5名)がどの時期に留学されているか記載しました。タイに興味を持たれている…
先週チェンマイでタイ胸部外科学会が行われました。 タイの学会ではライブセッションが行われることが多いです。今回はDr.TaweesakとDavid Adamsが2日間で8例の僧帽弁手術を行いました。また日本からは榊原病院の高梨先生が来られ、冠動脈バイパス術についての講義をされました。日本と違い会場はひとつだけで行われます。 学会では今年いわゆる心臓外科専門医試験を受けるレジデント(6年目)によ…