ある日、ニューパルスというIABPを体内に植え込む手術がありました。 約3ヶ月ぶりくらいに正規フェローも戻ってきていました(ジェイミー)。その日のニューパルス担当はデイビッド(おっさん)であったため「ジェイミーが入ってくれる、よかったー」と思っていたら(デイビッドの手術には極力入りたくない)普通に人が必要だから手伝ってと呼ばれました。フェローが同じオペに入ってはいけない、というくそみたいな鉄の掟を…
ある日、肺移植がありました。 夜中から移植が始まるわりと最悪パターンでしたが、今回からPAが参戦することになりジョンGがいたためややイーブンに持ち越した感じです(いつもは僕と若手アテンディングのテイだけ)。麻酔科レジデントはスコットという名前のなんか見るからにできなさそうな感じの人でした。できなさそうな見た目の人は親近感が沸いて好きなのですが、ただ、手術終わってからの点滴類の整理からベッド移動、退…
ある日、肺移植と冠動脈バイパス術がありました。 週末のみ手術などの手伝いに来るニューPAのアンドリューに会いました。若手でやる気がみなぎっていていい感じでした。「ドリューって呼んでくれ」って言ってました。アンはとっちゃうんだ、と思いました。手術は終わりました。
今日の手術について 今日は北原先生が執刀されるシンプルなザ・AVRを見学させていただきました。きっと手術に限らず、シンプルなものほどその人の飾らない実力が試されます。本日はWashington Universityの関連病院から、Dr. マンファが北原先生の手術見学にいらしていました。アメリカでは、新たな候補の手術を見て実力をはかるのはよくあることだそうです。想像するだけで緊張するシチュエーション…
ある日、大動脈弁置換術あり、その後CentrimagLVADを植込み型LVADに変更するという手術がありました。 大動脈弁置換術にはワシントン大学の関連病院からドクターマンファという人が見学にきていました。手術室のメンバーにも伝えていたので多少ピリッとした空気が流れるのかと思っていましたが、そんなこともなくいつものようにがちゃがちゃしていました。事前にレイラニ(オペナースの長)にも要人が来ると伝え…
今日の手術 今日は太田先生がバックアップで入るTAVRの見学をさせていただきました。理由はよくわからないのですが、deployする前からarrestしてしまったようで、ハイブリッド手術室は20人以上の人で溢れており、騒然としていました。僕が先生と一緒に到着した頃には心拍は再開していましたが、同時にTAVRの手術操作自体も再開していました。相場を知りませんが、「術中によくわからずにarrestしちゃ…
ある日、粘液腫をとってその後バイパスする手術がありました。 PAは今日も新人のボビーでした。ていうか他のPA(ジョンS、ジョンG)どこにいったの?というくらいしばらく見ていません。これを機にどこかに逃げていったのかもしれません。ボビーの成長速度はすさまじく、かなりいい感じでサポートしてくれます。何よりすばらしいのは手術の最後、4-0で皮膚を縫いだすと必ず「後は俺がやっとくから飯食ってきな」と言って…
手術について 今日はon-pumpのCABG×3でした。今回もありがたいことに術野に入れていただき、しかもLITA採取中の北原先生のお話し相手という大役を与えられました。 徒然なるままに話しましたが、先生も集中しているので会話というよりは僕の話に対して一言コメントをいただく形式でした。普段から先生方のように思考していない分のツケは、こういうときに回ってくるものです。先生をあっと言わせるような持論や…
ある日、冠動脈バイパス術がありました。 途中8-0という非常に細い糸針が無くなったとベロニカ(オペナース)が必死になって探していました。患者の体内にガーゼとかを置き忘れるミスを防ぐため、器械カウントを数回行っているみたいですが、何度カウントしても8-0が一つ足りないと。普段ガーゼのカウントが合わなかったりしたときはとりあえず探すあるいはなんとなく探すふりはするのですが、なぜかその日は自分でも無意識…
本日の手術について こんにちは。塚越です。今日も稚拙な文章を投稿させていただきます。 手術前に北原先生とコーヒーを嗜みながら、今朝の快晴を楽しみました。 Physician’s loungeから望むシカゴのダウンタウン。病室はすべて個室、しかも大きな窓があり、こんな景色が広がっています。手術室も外周はひとつなぎの廊下で360°この景色が広がっています。病院から広がる景色の美しさに、思…