病院入り口の患者待合のあたりで、アジア人家族が炊飯器でご飯を炊いて外来か何かを待っていたことです。とても美味しそうな肉料理も持参していました。そういう自由な感じがとても好きです。
日本にいたときは、透析用のブラッドアクセスカテーテルのことをショルドンとかバスキャスと呼んでいましたが、こちらではヴァスキャスと言うことが多いです。 「バスキャス」と言うと、「それってもしかしてヴァスキャスのこと?(Vascath)」とか言われます。僕の「Va」そんなに違う?と内心不満に思いますが、多分実際違っているのでしょうね。
こちらの人は話すのが好きな人が多くて手術中もよくしゃべります。少し静かにしてくれないかなと思うくらいしゃべります。私はあまりしゃべりません。 現在の直属のボスはイェンズという心臓外科医です。とても手術が上手で、昨年の院内投票でsurgeon of the yearを獲得しました。デンマーク出身で英語はあまり得意ではなく、英語で話すのがめんどくさいのかあまりたくさんしゃべりません。時として、セッシや...
海外で働いていて痛感することの一つとして、体格差があります。ものすごく太っている人も多いのですが、それと同じくらいの割合でものすごくマッチョな人もいます。 顔が柔和でなよなよした印象の人でも、いざ服を脱いでみると、ゴリゴリの筋肉男子だったということはよくあります。食習慣の違いも多少あるのでしょうが、人種差の寄与する部分がとても大きいように思います。 こんな体格差をものともせず海外で活躍する日本人ス...
移植用の心臓・肺の採取(retrieval)は基本的に真夜中に行うことが多いですし、とても小さな飛行機での移動なので疲れます。少しでも手術に集中するために移動中や待ち時間に仮眠をとるようにしています。 しかしながら、先日のretrievalでは、同行した看護師のジョセリン(フィリピン人50歳くらい)がずっとしゃべっていました。疲れるので、気づかれないようにできるだけ距離をおいて座るようにしていまし...
ブリスベンでもオークランドでも他科コンサルトはあります。日本と違ってとてもフランクです。 日本にあるような紹介状が不要で電話一本で済みます。 そもそも他科へコンサルトする際は基本的にハウスオフィサーと呼ばれる研修医がやってくれるのでレジストラの負担にはなりません。 一方、他科からの紹介は、他科のハウスオフィサーかレジストラから、「この患者さん軽くreview(診察)しちゃってよ」みたいな感じで電話...
今日の手術について 今日は北原先生が執刀されるシンプルなザ・AVRを見学させていただきました。きっと手術に限らず、シンプルなものほどその人の飾らない実力が試されます。本日はWashington Universityの関連病院から、Dr. マンファが北原先生の手術見学にいらしていました。アメリカでは、新たな候補の手術を見て実力をはかるのはよくあることだそうです。想像するだけで緊張するシチュエーション...
ある日、大動脈弁置換術あり、その後CentrimagLVADを植込み型LVADに変更するという手術がありました。 大動脈弁置換術にはワシントン大学の関連病院からドクターマンファという人が見学にきていました。手術室のメンバーにも伝えていたので多少ピリッとした空気が流れるのかと思っていましたが、そんなこともなくいつものようにがちゃがちゃしていました。事前にレイラニ(オペナースの長)にも要人が来ると伝え...
今日の手術 今日は太田先生がバックアップで入るTAVRの見学をさせていただきました。理由はよくわからないのですが、deployする前からarrestしてしまったようで、ハイブリッド手術室は20人以上の人で溢れており、騒然としていました。僕が先生と一緒に到着した頃には心拍は再開していましたが、同時にTAVRの手術操作自体も再開していました。相場を知りませんが、「術中によくわからずにarrestしちゃ...
ある日、粘液腫をとってその後バイパスする手術がありました。 PAは今日も新人のボビーでした。ていうか他のPA(ジョンS、ジョンG)どこにいったの?というくらいしばらく見ていません。これを機にどこかに逃げていったのかもしれません。ボビーの成長速度はすさまじく、かなりいい感じでサポートしてくれます。何よりすばらしいのは手術の最後、4-0で皮膚を縫いだすと必ず「後は俺がやっとくから飯食ってきな」と言って...








