ある日、大動脈弁置換術あり、その後CentrimagLVADを植込み型LVADに変更するという手術がありました。 大動脈弁置換術にはワシントン大学の関連病院からドクターマンファという人が見学にきていました。手術室のメンバーにも伝えていたので多少ピリッとした空気が流れるのかと思っていましたが、そんなこともなくいつものようにがちゃがちゃしていました。事前にレイラニ(オペナースの長)にも要人が来ると伝え…
今日の手術 今日は太田先生がバックアップで入るTAVRの見学をさせていただきました。理由はよくわからないのですが、deployする前からarrestしてしまったようで、ハイブリッド手術室は20人以上の人で溢れており、騒然としていました。僕が先生と一緒に到着した頃には心拍は再開していましたが、同時にTAVRの手術操作自体も再開していました。相場を知りませんが、「術中によくわからずにarrestしちゃ…
ある日、粘液腫をとってその後バイパスする手術がありました。 PAは今日も新人のボビーでした。ていうか他のPA(ジョンS、ジョンG)どこにいったの?というくらいしばらく見ていません。これを機にどこかに逃げていったのかもしれません。ボビーの成長速度はすさまじく、かなりいい感じでサポートしてくれます。何よりすばらしいのは手術の最後、4-0で皮膚を縫いだすと必ず「後は俺がやっとくから飯食ってきな」と言って…
手術について 今日はon-pumpのCABG×3でした。今回もありがたいことに術野に入れていただき、しかもLITA採取中の北原先生のお話し相手という大役を与えられました。 徒然なるままに話しましたが、先生も集中しているので会話というよりは僕の話に対して一言コメントをいただく形式でした。普段から先生方のように思考していない分のツケは、こういうときに回ってくるものです。先生をあっと言わせるような持論や…
ある日、冠動脈バイパス術がありました。 途中8-0という非常に細い糸針が無くなったとベロニカ(オペナース)が必死になって探していました。患者の体内にガーゼとかを置き忘れるミスを防ぐため、器械カウントを数回行っているみたいですが、何度カウントしても8-0が一つ足りないと。普段ガーゼのカウントが合わなかったりしたときはとりあえず探すあるいはなんとなく探すふりはするのですが、なぜかその日は自分でも無意識…
本日の手術について こんにちは。塚越です。今日も稚拙な文章を投稿させていただきます。 手術前に北原先生とコーヒーを嗜みながら、今朝の快晴を楽しみました。 Physician’s loungeから望むシカゴのダウンタウン。病室はすべて個室、しかも大きな窓があり、こんな景色が広がっています。手術室も外周はひとつなぎの廊下で360°この景色が広がっています。病院から広がる景色の美しさに、思…
ある日、ロボット冠動脈手術がありました。 1本バイパスだけだったので比較的するすると終わりました。ロボPAのマッケンジーともだいぶ仲良くなってきたみたいで「ロボ外科医が来る前にドレーピングしておけばよかったわね(来た後だとあーだこーだ言ってくるから)」とか「今日のバイパスは早く終わってよかったわ、珍しく」などややロボ外科医に対する反抗的発言とも捉えられるものをいくつか僕に対してこぼしてきました。 …
白石さんがラーメンを食べます
「人となりは一目見ればわかる」 by 太田 「本質は自分でも分からない」 by 北原 一つの物事も見る人によっていろいろな形に変わってくる、一人の人も本当の姿を他人から正しく理解されているとも限らない、むしろ外からの評価こそがその物事や人の本質となるパラドックスが存在しうる。今シカゴ大学ではこのような哲学的議論が絶えません。そこで今回は、同一の事柄を違う人物が評価するとどうなるか?違う人物が同じこ…
「人となりは一目見ればわかる」 by 太田 「本質は自分でも分からない」 by 北原 一つの物事も見る人によっていろいろな形に変わってくる、一人の人も本当の姿を他人から正しく理解されているとも限らない、むしろ外からの評価こそがその物事や人の本質となるパラドックスが存在しうる。今シカゴ大学ではこのような哲学的議論が絶えません。そこで今回は、同一の事柄を違う人物が評価するとどうなるか?違う人物が同じこ…