以前ドイツに留学されていらっしゃったS先生よりご連絡をいただき、日本から当施設に来客があるとのことでした。TAVIの治験導入のため見学講習会に榊原病院よりいらっしゃいました。お食事を御一緒し、ドイツでの医療労働状況やTAVI・SAVRの関係性などに関し意見を交換させていただきました。 ハンブルクといえば魚ということでランキング上位の魚レストランにご一緒したのですが、やはり日本の魚に勝るものはない…...
お邪魔いたします。シカゴ大学太田です。 自分がどんなに努力して、これでもかというぐらい自分の能力を伸ばしても、世の中には必ず上には上が存在するものなのだと思います。公平に実力を競う機会の存在しない心臓外科医という世界は、ともすれば自分の能力がどのような位置に存在し、何に長けてるのか何にが足りないのかわからず自身を過信したり過小評価することがあるように思います。いろいろな指導医や同僚にめぐり合い自身...
ブリスベンに来てからもうすぐ1年です。沢山の辛い事や楽しい事がありました。中でも一番辛かったのは電話対応です。 先日のブログでも書きましたが、当院は当直がない代わりに、自宅で電話を受けて指示を出したり、病院に駆けつけたりします。時には他院から紹介電話がかかってくることもあります。病院にいるのならば、直接患者さんを診にいったり、画像をチェックすることができるのですが、自宅待機だとそういうわけにもいき...
面接の2日目です。初日は面接自体は90点でしたが、ディナーが45点くらいでした。 写真は2日目の面接予定表、午前の部。2日間の間に16人と面接、ディナーが2回予定されています。とはいえ面接は全く違う人と行うため、基本的に似たようなことを言えばいいのでそんなに苦労はしませんでした。 太田先生から視線、笑顔、服装、姿勢、あとは予習が大事だと言われていたので、事前にどの人が何をしてるかを調...
DGTHG(Deutsch Gesellschaft Thoracic, Herz und Gefäßchirurgie)に週末参加してきました。2月11日より14日までの4日間ライプチヒでの開催です。 ドイツでは日本と異なり3年ごとに開催地がかわるそうです。 来年まではライプチヒでの開催予定です。土曜日の夜にはAuerbachs KellerというゲーテのFaustで有名なライプチヒの名物レスト...
面接を受けに飛行機でコロンビアのミズーリ大学にやって来ました。 まず、朝起きた時点で昨日洗濯物を乾燥機にいれるのをすっかり忘れていたことに気づき、残っている靴下はなぜかちぐはぐでしかもローカット、空港で買えばなんとかなると思っていたら空港にはモコモコした奴しか売っていませんでした。 しかも、なぜかパスポートを忘れた(忘れたというか持ってかなくても大丈夫か、と思った、なぜか)ためIDの確認ができず空...
アメリカで生活する先輩達はよく、気をつけてないとすぐ太るよ、と言ってました。基本的に飯は美味しくないのであまり食べないから太らないだろうと思っていましたが、慣れって怖いですね、アメリカ食をばくばくと食べてる自分がいました。お菓子とか、なんでこんなまずいもの食べるんだろ、とか思ってましたが最近は毎日のようにポテトチップとか食べてます。中でもプリングルスは美味しい。日本でも人気が出るのがわかります、他...
お邪魔いたします。シカゴ大学太田です。 人間誰でもミスをする。当たり前のことです。しかし、医療の世界では、特に手術室では一つのミスが致命的になることがあります。いわゆる優秀な外科医というのはミスが極端に少なく、またミスした際も最善の解決策を瞬時に判断、施行しすることができるのだと思います。フェローとしてトレーニングしていた期間には様々な経験をさせてもらいました。大概の術中合併症は見てきたような気が...
よく聞かれることですが、どうやってドイツ語を勉強したか、そして現在勉強しているか。 一番大事なのは会話の場数を踏むことなのだと思います。 私は大学入学後、一般教養でドイツ語を選択し、その後在学中、4年次、および6年次にドイツへ基礎および臨床研修として留学しています。留学前にはドイツ語の語学学校へ通い準備したほかドイツ人留学生と語学交換する(お互いに協力して語学を学ぶということから二人乗りの自転車に...
お邪魔いたします、シカゴ大学の太田です。 卓越した心臓外科医は第一助手の位置から術者をコントロールし思い通りの手術を遂行することができる。そのような今まで出会った指導医のおかげで今の自分があるのだと思います。ニューヨークにおけるフェロー時代にはプログラムの伝統である「徹底的にフェローに手術をさせる」文化のおかげで、またシカゴに来てからはずっとPhysician Assistantと手術をしていた関...